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» 2004年05月21日 16時23分 UPDATE

ケータイカメラ画質研究ラボ:暗所撮影の画質が向上、楽しめる動画機能〜「A5504T」 (1/2)

Bluetoothの搭載が注目を集める東芝製のau端末「A5504T」だが、カメラもしっかりメガピクセル。前モデルの「A5501T」からチューニングが図られ、画質が向上した。

[荻窪圭,ITmedia]

 auの東芝製端末「A5504T」(3月1日の記事参照)といえばBluetooth機能内蔵がウリではあるが(5月14日の記事参照)、メガピクセルカメラも内蔵している。さっそく画質をチェックしてみよう。

 撮像素子は100万画素のCCD。今どきのカメラ付きケータイとは思えないくらいカメラ機能はシンプルだ。100万画素でパンフォーカスなのはいいとして、マクロモードはないし、撮影時の機能も明るさ調節や白黒やセピアやネガがあるだけ。夜景モードもないしホワイトバランスもオートのみと潔い。

 個人的にはケータイで撮影するのに、あれこれセッティングするのも似合わないと思うので、これはこれでよいと判断する。全部オートでまかなえるのなら、それに越したことはないのだ。

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 サブディスプレイの上に小さくライトとレンズがある。マクロモードもなく、シンプルな構成(左)。カメラ設定も画質や特殊撮影(白黒など)があるだけだ。基本的には画像サイズを決めてシャッターを押すだけと操作もシンプル(右)

 なお画像サイズは、フォトメールサイズ、壁紙サイズ(QVGA)、VGAサイズ、メガサイズ(1144×880)4つ。VGAサイズ以上は横位置での記録になる。画質はファインからメールサイズまでの3つだ。今回の作例は、メガサイズのファインで撮影した。

 カメラボタンを押してフォトモードに入るまでの時間は約3秒弱。メガサイズで撮影して「保存」画面になるまでが約2.5秒。それをminiSDカードに保存するのに約2.5秒。数字で示すとそれほど速くないように思えるが、使っていてストレスがたまるほどでもない。なかなかいい感じだ。

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 撮影時は全画面でのプレビューではなく、表示された枠の中でのプレビュー。視野率は100%なので構図がおかしくなることはない
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 側面にはボタンが2つある。マナーと書いてあるのがシャッター、もうひとつがライトのオン/オフだ
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 記録メディアはminiSDカードを採用

曇天下の屋外で撮影

 このところ曇ったり小雨が降ったりと天候が不安定で、条件はよくないのだが、いつもの通りEXILIM S20を130万画素モードにして撮った作例と比べてみる。

 曇天下の屋外で撮影。左がA5504T、右がEXILIM S20

 曇天下のため、微妙にホワイトバランスがずれたりしやすい。この場合、EXILIMも少々黄緑がかっていて褒められた色ではなく、A5504Tのほうが地面の赤みは気になるものの悪くない出来。ダイナミックレンジが狭く暗部が沈みがちではあるが、カメラ付きケータイとしては許容範囲だ。

 ただ、すべり台の青いところのエッジを見てもらうと分かるが、うまく補完できず斜めの線がギザギザになっている。これだけは残念。

 続いて、あずま屋の作例だ。これも曇天下なので条件は悪い。

 曇天下であずま屋を撮影。左がA5504T、右がEXILIM S20

 ちょっとこれはつらい写りになってしまった。ダイナミックレンジが狭いので明るいところが不自然に飛んでしまうのと、ディテールが解釈できてなくて不自然につぶれるため、写真全体がもやっとしてしまった。ちょっと残念。色がややにごり気味だが、これは悪天候の影響でもあり、仕方がないところだ。

 次はちょっと、なごむ写真を撮ってみた。

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 屋外で白鳥を撮影

 公園の池で飼われている白鳥に子供が生まれたのだ。それも3羽、池でぷかぷかと浮いている。どうしても羽根や毛のようにふわっとしたものの描写は苦手なのだが、雰囲気は出ていると思う。

sa_ogi14t.jpg
 ベンチを撮影して歪みをチェック

 これはレンズの歪みをチェックするカットだが、A5504Tはかなり優秀だ。

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