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» 2004年06月18日 16時14分 UPDATE

腕時計型CDMA携帯「CEC F88」を試す (1/2)

中国で発売中の腕時計型CDMA端末。秘密アイテムの香りがプンプンするこの電話機、果たしてどこまで使える携帯なのか?

[山根康宏,ITmedia]

 腕時計型の携帯電話は近未来の夢の姿。日本でも腕時計スタイルのPHS、「WRISTOMO」が話題になったのは記憶に新しい。ところが実は中国でも、昨年から腕時計型のCDMA端末が発売されているのだ。

まさに腕時計電話

 中国CEC社の「F88」は韓国Telson製の腕時計型CDMA端末。R-UIMカード方式を採用しているため、GSMやW-CDMA同様、カードの差し替えで端末を使い分けることができる。重量は98グラム、電話本体部分のサイズは36.2×71×14.95ミリ。液晶が左にはみ出ており、腕時計というにはやや大きいものの、腕に装着できるサイズだ。

 ベルトの片側にはテンキーが備わっている。腕に装着した感じは、ちょっと大き目の腕時計をはめた感じに似ていなくもない。

f88_01.jpg F88装着図。液晶は左へ寄っている
f88_02.jpg 背面のバッテリーを外すとR-UIMカードスロットが見える。ここにR-UIMカードを装着する。ベルと部分の数字キーはクリック感があり押しやすい

 パッケージはアルミのアタッシュケース風で、メーカーの力の入れ方がこんなところからも見て取れる。ただし内部に鏡があることから、化粧品関係のケースを流用したと思われる。中にはF88本体、卓上充電台、周辺機器の入った箱、バッテリー2個、ヘッドセットなどが入っている。

f88_03.jpg アルミの箱に整然と収められている。充電台はF88と赤外線ヘッドセットを同時に充電できる

腕に装着したまま操作可能

 F88は腕に装着したまま使うことを想定している。通話方法は簡単で、ベルト部分の数字キーから電話番号を押し、数字キー下にあるマイクに向かって話せばいい。相手の声は本体の方向キー真中にあるスピーカーから、スピーカーフォンとして聞こえてくる。すなわち、相手の声が周りにそのまま聞こえてくるわけだ。

 もちろんアドレス帳からの発信にも対応している。アドレスにはVoice Tagを付けることができ、音声応答で電話をかけることも可能。例えば山田氏の電話番号に「や・ま・だ」と自分の声を録音しておけば、音声応答モード時に受話部に向かって「や・ま・だ」と話すと、山田氏に電話をかけてくれる。

f88_04.jpg 電話番号の数字フォントは見やすい。相手の声は、十字キーの中央のスピーカーから聞こえてくる。音声応答モード時は、画面に「Please speac voice tag」と出たら、あらかじめ録音しておいた名前を読み上げることで電話をかけてくれる。

 ただし四六時中スピーカーから相手の話し声が聞こえてきては困る場合もある。そのような場合に備え、F88には3つの周辺機器が付属している。

  • 有線ヘッドセット
  • 赤外線ワイヤレスイヤホン
  • 指輪型スピーカー

 有線ヘッドセットは、ごく普通のヘッドセットで、これを使えば相手の声はイヤホンから、自分の声はケーブル途中のマイクから拾ってくれる。

 赤外線ワイヤレスイヤホンはIrDA方式の無線ヘッドセットだ。赤外線ワイヤレスイヤホンとF88のIrDAポートを向かい合わせると、ちょうど口が受話部のそばにくるためなんとか通話ができる。

f88_05.jpg 赤外線ワイヤレスイヤフォンを使って通話している図がこれだ! F88本体のIrDAポート(数字キーの上部)とワイヤレスイヤフォンの向きを合わせて通話する。しかしこの状態で長時間通話すると二の腕が疲れてしまうだろう。左は付属品はケースに整然と収められている
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