GIF特許、日本でも期限切れに

» 2004年06月21日 15時54分 公開
[ITmedia]

 米Unisysが持ついわゆる「GIF特許」が6月20日で日本国内でも失効した。フリーソフトなどではこれまでGIFのサポートを見送ってきたケースが多かったが、21日以降、サポートが復活する動きが出ている。

 この特許は、Unisysが1985年に取得した「LZW(Lempel Ziv Wilch)圧縮法」についての特許。旧CompuServeが推奨したGIF形式は画像データを同技術で圧縮しており、CompuServeとUnisysとの間で1994年、ライセンス契約が結ばれた。

 Unisysは同特許について当初「フリーソフトなどからは特許料は取らない」という方針を表明していた。このためWebページに手軽に使える画像フォーマットとしてGIF形式が急速に普及したが、後になって5000ドルのライセンス料を要求。メーカー製グラフィックスソフトなどは同社とライセンス契約を結んでGIFへの対応を続けたが、フリーソフト作者はライセンス料の支払いや同社の態度を嫌い、ほとんどがGIFサポートを停止した。またGIFに代わる画像形式としてPNGが考案された。

 Unisysは同特許について延長を申請せず、昨年6月20日に米国で期限切れとなった。今年に入り6月18日に欧州でも失効となり、日本に続き7月7日にカナダで期限切れになるのが最後。

 国内でのGIF特許失効に伴い、21日に発表された「OpenOffice.org」最新版「1.1.2」日本語版ではGIFに対応。またGIF特許問題でパッケージソフトとして販売していたフリーのGIFアニメツール「Giam」がフリーソフトとして再配布がスタート。一部作者により、画像表示ソフト「Susie」用のGIF画像表示プラグインの公開も始まっている。

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