約3割のドライバーは運転中の携帯電話使用で「ヒヤリ」とした経験あり?

» 2004年07月02日 17時00分 公開
[ITmedia]

 ネプロジャパンとネプロアイティは7月2日、「モバイルレポート issue 12」として「運転中の携帯電話使用で罰金5万円!?」をキーワードにしたアンケート調査の結果を発表した。

 「自動車やバイクの運転中に携帯電話で通話(手に持って)したことはありますか?」という質問に対しては、「必要な場合のみ」に限定して通話する人が59%、「いつも」通話している人が19%となり、合計すると約8割近くの回答者が運転中に携帯電話を手に持って通話していることがわかった。

 次に「自動車やバイクの運転中に携帯電話でメール(手に持って)を送受信したことはありますか?」という質問では、「必要な場合のみ」利用する人が46%、「いつも」利用している人が22%で、7割弱の回答者が運転中に携帯電話を手に持ってメールを見ていることになるという。

 「自動車やバイクの運転中に携帯電話で通話やメール(手に持って)をしていて『ヒヤッ』としたことはありますか?」の質問では、73%の人が「ない」と答えている一方で、「ある、事故には繋がらなかった」が25%、「ある、事故に繋がった」が2 %という割合だった。割合として見ると、事故に繋がった2%は少ないように感じるが、実数は88件となる。自動車事故は人命に関わることも多く、これは決して無視できない数字だと同調査は考察している。

 「6月3日に成立した改正道路交通法では、運転中に携帯電話を手で持って通話やメール送信などを行うと、5万円以下の罰金が科せられます。このことを知っていましたか?」という質問に対しては、69%の人が知っていると回答しており、認知度は比較的高いようだ。

 また、「罰金5万円という罰則についてどう思いますか?」という質問では、「妥当。事故防止に繋がると思う」が45%で半数弱を占め、「5万円の罰金は安すぎる。もっと規制を強化すべき」と答えた18%を足せば、約6割の回答者が今回の法規制に対して、肯定的な考え方であると見なされる。

 調査は6月10〜11日にかけて、iモード、EZweb、ボーダフォンライブ!の公式サイト「ザ★懸賞」上で実施されたもの。有効回答数は5207人(男性40%、女性60%)で、運転免許保有者のみ。

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