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» 2004年09月17日 21時34分 UPDATE

モバイルコンテンツ・プチレビュー:話題の新作、「BEFORE CRISIS」に挑む

モバイルコンテンツを担当編集者が実際に試す「モバイルゲームプチレビュー」、第1回はβテスト中の話題作「BEFORE CRISIS」を取り上げる。

[新崎幸夫,ITmedia]

 正直、FFシリーズの中では「VII」が一番の名作だと思っている。なにしろエアリスがいた。セフィロスがいた。指先がチリチリする。口の中はカラカラだ。目の奥が熱いんだ!

 ……少々、話がそれてしまった。

 そんなFF VIIの派生コンテンツが、モバイル向けに登場するという。これは見逃せない、ということで「BEFORE CRISIS -FINAL FANTASY VII-」のオープンβ版を試してみた。

Photo (C) SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
コンテンツ名 BEFORE CRISIS -FINAL FANTASY VII-
料金 βサービス中、無料(会員のみ)
対応キャリア ドコモ
対応機種 P900i、P900iV、N900i、N900iS、SH900i(記事掲載時点)
アクセス 「メニューリスト」-「ゲーム」-「ロールプレイング」-「ファイナルファンタジーi」

 BEFORE CRISISは、FINAL FANTASY VIIの6年前を舞台にしたアクションRPG。主人公は「神羅カンパニー」の組織「タークス」の一員としてミッションを遂行する。

 ユーザーはまず、男性キャラと女性キャラのいずれでプレイするか選ぶ。男性キャラは、シンプルな接近攻撃が得意。女性キャラは銃を使うので、遠距離攻撃できる。ただし連射がきかないので、女性キャラの場合は敵に近寄られるとけっこう苦労したりする。

 BEFORE CRISISでは「携帯ゲームならではの仕組み」として、アクションシーンの煩雑な操作が不要とうたっている(7月1日の記事参照)。具体的には、決定キーを押すとキャラクターが「攻撃する+敵ににじり寄る」という動作をとる。つまり、ブンブン武器を振り回して敵に近づいていくのだ。

 これは便利なようだが、たまに敵が2人いて「バカ、そっちを攻撃するんじゃない!」ということもある。また、考えなしに戦うと2人の敵と主人公が1直線上に並び「1人が近接攻撃、もう1人は遠距離攻撃」してきて大ダメージを受けることもある。

 「なんで敵を貫通してこっちに当たるのか、おかしいではないか」とグチの1つも言いたくなるが、ゲームだからしようがない。決定キーだけでなく、適宜十字キーを使って動き回ろう。

Photo タークスのツォンさんも登場。レノも登場するぞ、と。なんと味方になって一緒に戦ってくれるぞ、と

マテリア生成は「クエイクばかり」?

 面白いのは、マテリアを生成する方法。マテリアとは、魔法を使うために必要なアイテムのことだ。

 BEFORE CRISISでは、身近なものをカメラで撮るとマテリアができあがる(8月26日の記事参照)。とりあえず、隣の編集者を撮ってみる。おお、攻撃魔法の「クエイク」になった。これを身に付けて戦えば、クエイクを唱えられるわけだ。

 せっかくなので、編集部にいた女IT戦士こと岡田有花を隠し撮りしてみる。カシャリ。……クエイクになった。もう持っている。使えない後輩だ。

 その後もあれこれ試すが、クエイクばかりできる。試したユーザーはすぐ気付くと思うのが、“どのマテリアができるか”は被写体の色と関連している。しかし、不純物が混じった「濁った色」はクエイク(あるいはコメット)になりやすいようだ。「ケアル」「ファイア」「ブリザド」「サンダー」「コメット」「バイオ」などを苦労して揃えたが、ほぼ同色系のものを撮ったら別の魔法ができた、ということもしばしばだった。

マテリア支援で、危機一髪

 もう1つ興味深いのが、「マテリア支援」のシステム(9月14日の記事参照)。通信でほかのプレイヤーに支援を要請し、必要な魔法を唱えてもらうことができる。

 3人にリクエストするので「3人からケアルをかけてもらう」ことで起死回生のチャンスも生まれる。ただし、相手がこちらのリクエストした魔法を持っておらず、違う魔法を返すことも。“使えない仲間”を持ったばかりに、苦労する……こともありそうだ。

 なお、プレイ当初は知り合いもいないため、見知らぬユーザーをランダムに選択して支援を要請する。このプレイヤー間の自動マッチングに、相当時間をとられるのが気になった。また、プレイ中に支援を要請され(アプリ非起動時に、メールで要請されることもある)あわてて応じても「間に合いませんでした」と表示されたりする。

 もっとも、そこはβテスト中のサービス。本番までに改善されることを望みたい。全体に新基軸のシステムも多く、大いに期待できるタイトルといえるだろう。

Photo 関係ないが、筆者は「ティファ」より「エアリス派」。街の人の「今日は、いつもの花売りのコがいないなあ?」というセリフにソワソワする。この時代にはまだ、エアリスがいるのだなあ……

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