折りたたみ傘+充電台+N900iで“勇者気分”Mobile Weekly Top10

» 2004年03月04日 19時42分 公開
[記者G,ITmedia]

Mobile Weekly Top10 2月26日〜3月3日

1位 今度は真っ白な“ANNIN”〜INFOBARに新色、4月上旬発売
2位 FFプリインストールの「P900i」、2月29日発売
3位 ドコモ定額制「誰かが走った以上、黙ってはいられない」〜立川社長
4位 「P900i」発売 3万円前後
5位 Bluetoothと電子辞書を搭載〜メガピクセルカメラの「A5504T」
6位 指にケガ ボーダフォン「V301T」販売停止
7位 「N900i」の悩ましさ
8位 「N900i」のナンパ芸
9位 メガピクセルWIN端末「W21H」の真実
10位 刀の銀、黒髪の黒、艶やかな着物のオレンジ〜デザイナーが語る「N900i」

 先週のTop10でご紹介した「『N900i』のナンパ芸」が、なんと8位に食い込んでしまった。取材先でも「試しましたよ(にやり)」という反応があり、この技を発見した人(実は意外な人)には頭が上がらない今日この頃だ。

 実はN900iには、まだヒミツがある。今週はそれをご紹介しよう。テーマは「さて困った! こんなときにあってよかったN900i」だ。

他のPCにすぐデータを渡したい……、こんなときにN900i

 出先や会社などでよくあるのが、自分のPC内のデータを他人に渡したい……といったニーズ。ネットにつながっていればメール添付して送ればすむが、そうした環境下になく、USBメモリも持っていなかった場合、困ったことになる。

 ここで使えるのがN900i。別売りのFOMA USBケーブルで端末とPCを接続すると、miniSDカードがPCの外部メモリのように認識される。つまり、端末内のminiSDを簡易的な外付けハードディスクのように使えるというわけだ。ここにExcelやWordの文書を入れ、渡したい相手のPCにつなげば、データを渡すことができる。

 「(記録画素数)200万画素カメラが搭載されたので、PCとの連携をやりやすくして画像データを有効に使ってもらおうというのがそもそもの発想。でも、外部メモリとしても、いざという時便利に使えるんです」(NECモバイルターミナル営業本部の小野雅嗣主任)

人垣で写真が撮れない……こんなときにN900i

 前出の小野氏が、「営業トークで使っているけど、全然ウケない……」という機能がN900iにはある。これが編集部で大ウケだったので、読者のみなさんにもご紹介しよう。

 N900iの充電台の裏にはねじ穴が付いている。「カメラの機能が向上したので、三脚を取り付けても使えるようにしよう」(小野氏)という考えから付けられたものだ。

 このねじ穴が実は、折りたたみ傘の先の部分を外すと出てくるねじと同じ大きさなのだ。「折りたたみ傘の先にこの充電台を取り付けて、高いところから写真を撮ることができるんです」。

充電台を裏返すと三脚用の穴がある。折りたたみ傘の先のキャップを外し、充電台に取り付けると、こんなことが可能に

 例えば、街中でなにやら人垣が出来ていたとしよう。「何かやってる」というのは分かっても、何をやってるのかが見えない、なんてことはよくある。ここで傘と充電台があれば、人垣の上から写真やムービーを撮れるというわけだ。こんなときには、N900iの新機能「チャンスキャプチャ」(3月4日の記事参照)も大いに役に立ちそうだ。

 さっそく編集部でも試してみることに。トライしたのは、人気沸騰中のIT戦士、岡田記者だ。

 傘に充電台を取り付け、N900iをセット。カメラをセルフタイマーにして、翻訳担当のH記者を激写した。

折りたたみ傘+充電台+N900iでの撮影時は、こんな勇ましい姿に。「ちょっとした勇者気分ですね」(岡田記者)

 そしてでき上がったのが、こんな写真だ。

普通の撮影では決して撮ることの出来ない、ユニークなアングルでの撮影が可能だ。「つむじフェチにはたまらないですね」(H記者)。

 「ベッカム来日の時に、この機能があったら喜ぶ人も多かったでしょうね」とH記者は感想をもらすが、果たして“あのポーズで写真を撮れる”勇気のある人が、どれだけいるか──が問題。ヘタすると、ガードマンに捕まってしまいそうだ。

 ともあれ、こんなときにも役立ってしまうのがN900i。普段は撮影することのない高いところからの写真や、手の届かない隙間などの写真を撮って楽しむこともできそうだ。

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