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» 2004年11月03日 16時16分 UPDATE

Nokia版“おサイフ携帯”やBlog携帯も〜Nokiaが新モデル

NokiaがGSM端末の新機種を発表。多彩なマルチメディア機能の「Nokia 7710」、小型ストレート端末「Nokia 6020」、130万画素カメラ搭載の「Nokia 3230」の3モデルだ。既存モデルの3220に取り付けると“Nokia版おサイフ携帯”になるカバーも発表。

[末岡洋子,ITmedia]

 Nokiaは、モナコで開催中の「Nokia Mobility Conference」で、新モデルを発表した。多彩なマルチメディア機能を備えた「Nokia 7710」、ビジネスコンシューマー向けの小型ストレート端末「Nokia 6020」、130万画素カメラを搭載した「Nokia 3230」の3モデル。

 いずれもカメラを搭載したGSM端末。7710と3230は、Symbian OSをベースとしたスマートフォンだ。

充実のマルチメディア機能、モバイルでBlogも〜7710

 Nokia 7710は(10月5日の記事参照)フル機能を搭載し、ペン入力が可能なハイエンド向けのスマートフォン。ユーザーインタフェースはSeries 90だ。

※初出時にSeries 60となっていました。お詫びし訂正いたします。

 最大の特徴は640×320ピクセル、6万5536色のタッチスクリーン。ペン入力による手書き文字認識も可能だ。1メガピクセルカメラを搭載し、インターネットWebブラウザや電子メール、PIM、MP3音楽プレイヤー、FMチューナー、WebLog機能の「lifeblog」など、ハイエンドな電話機能とエンタテイメントの要素を併せ持つファッション端末。容量は90Mバイトで、128MバイトのMMCカードが同梱される。大きさは128×69.5×19ミリ、重さ189グラム。

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 7710には電子ブックリーダーも内蔵。内蔵メモリは90Mバイト、MMCカードスロットも備える。ディスプレイの解像度は640×480ピクセル(VGA)

 モバイルでのBlog利用にも対応。内蔵のmoblogクライアントを使えば、ブログサイトに写真やテキストをアップロードできる。

 オプションのアダプタを取り付けることで、欧州向けのデジタルテレビ放送規格「DVB-H」の放送も受信可能。前モデルにあたる「7700」(10月29日の記事参照)も、DVB-Hのトライアル端末として使われていた。

 GSM/GPRS/EDGEのネットワーク上で利用でき、対応する周波数帯は900/1800/1900MHz。アジアおよび中国では2004年の第4四半期、ヨーロッパおよびアフリカでは2005年第1四半期に出荷予定だ。

130万画素カメラ搭載〜3230

 Nokia 3230はミッドレンジ向けのモデル。1.3メガピクセルカメラを搭載したスマートフォンで、ユーザーインタフェースはSeries 60。カメラは静止画と動画の撮影に対応、編集や共有も可能だ。250ユーロという価格設定で若者層にアピールする。

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 3230は、Symbian OSのSeries 60端末。重さ110グラム。ステレオFMラジオ、MP3プレイヤー、XHTML/HTMLブラウザを備え、Bluetooth機能やプッシュトゥトーク機能も利用できる

 GSM/GPRS/EGPRSのネットワーク上で利用でき、対応する周波数帯は900/1800/1900MHz。ヨーロッパおよびアフリカで、2005年第1四半期に出荷予定。

待ち受け画面上にMMSメッセージを表示〜6020

 Nokia 6020は、カメラ(640×480ピクセル)を搭載し、プッシュ・ツー・トーク、EDGEをサポートしたシンプルなローエンド端末。

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 サイズ106×44×20ミリ、重さ90グラム。ディスプレイの解像度は120×120ピクセル

 MMSメッセージを相手端末の待ち受け画面上にいきなり表示させる「Flash」機能をサポート。すでにいくつかの端末でサポートしており、若者を中心に人気がある機能だ。またユーザーが電話やメッセージを返せない場合に、居場所や状態を友人や同僚に伝える機能も装備する。

 バッテリーの持ち時間は350時間、通話時間は3時間で、価格は約200ユーロ。同社ではオペレーターのカスタマイズ端末や、エントリーモデルとしての需要を見込んでいる。

 EDGE 900MHzとGSM 1800/1900MHz上で動作するヨーロッパおよびアジア向けバージョンと、米国向けのGSM 850/1800/1900MHzバージョンがラインアップされ、出荷時期は2005年の第1四半期の予定。

“Nokia版おサイフケータイ”を可能にするカバーも

 同社はこの日、今年前半に発表した「Nokia 3220」(6月14日の記事参照)でNFC(Near Field Communication)をサポートすることを発表。専用のカバー「Nokia NFC Shell」をNokia 3220に装着することにより、近距離無線通信規格のNFCを用いた通信が可能となる。

※初出時にNokia NFC Shellの対応端末に誤りがありました。お詫びし、訂正いたします

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 Nokia NFC ShellとNokia 3220

 NFCは、ソニーの非接触型ICチップ「Felica」などと互換性があるもので、Nokiaは今年3月にソニー、PhilipsとNFC Forumを設立していた。NFCにより、携帯電話に“タッチ”するだけでブラウザやコンテンツにアクセスできる。

 同社ではNFCを用いたソリューションとして、蘭Royal Philips Electronicsとフランクフルトなどのラインーマイン地区で地下鉄などを運営する交通会社、Rhein-Main-Verkehrsverbund(RMV)と共同で、3220を用いた出改札システムの試験運用を開始すると発表している。

 日本でもドコモがFeliCa搭載端末をリリースしているが、欧州でも電子マネー機能など携帯電話の用途が広がりそうだ。NFCは、米Motorolaや韓Samsungも採用の意志を示している。

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