GROOVISIONSの第2弾も〜ReMOLDeのカスタムジャケットに新作

» 2004年11月11日 14時13分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 オリジナルカスタムジャケットのオンライン販売サイト「ReMOLDe」(11月9日の記事参照)が、デザイナーコラボモデルの新作を発表した。

 ラインアップされるのは、「GROOVISIONS」「mimico」「BENTEN」「exonemo Version」の4点。いずれも900枚限定で、価格は2940円。ReMOLDeでの予約販売となり、11月下旬の販売を予定している。

 GROOVISIONSは、風景を描いたデザインが好評だった第1弾(5月25日の記事参照)の冬バージョン。夜明けの雪原をイメージしたデザインで、背面のプライベートウィンドウ用にはたき火の画像を用意した。

 GROOVISIONS。クリアな中にも立体感のある絵柄を表現できるインモールド加工と、細かい柄をきれいに表現できるイメージを転写の工法を組み合わせて開発された(C)GROOVISIONS

 mimicoは、スパイラルやビームスで、日常の風景にアートが隠されている「カクレンボアート」を発表している月岡彩氏の作品。

 端末を開いて耳に当てると、ちょうど耳の部分に背面の耳の絵が重なるというユニークなジャケットだ。「フォトライトの部分が光るとイヤリングみたいに見える。電話中にフォトライトを付けることはないかもしれないが……。ネジの部分はピアスにも見える」(ジャケット開発を担当したパナソニックテレコム ビジネスイノベーションチームの高野大右主事)。

 mimico。慣れると自分の耳と絵柄の耳をぴったり合わせられるようになるという(C)Aya Tsukioka

 BENTENはその名の通り、舞い降りる弁天をモチーフにした和風のカスタムジャケット。キャンドルを手にしたウサギを配して和洋折衷の冬物語を表現した。

 イラストを手がけたのはミヤケマイ氏。所属事務所がReMOLDeに作品を持ち込んだことが製品化につながったという。

 BENTEN。「クリスマスっぽい雰囲気を醸し出しながらも、実際にはクリスマスのアイテムを一つもストレートに出していない」(ジャケット開発を担当したパナソニック テレコム ビジネスイノベーショングループの井上祐一マネージャー)。弁天様やウサギの顔が細い線で細かく描き込まれているため、「インモールド加工では、ずれて福笑いになってしまう」(同)。そのためイメージ転写工法で開発された(C)ミヤケマイ

 exonemo Versionは、インモールド加工の弱点を逆手に取った作品だ。「インモールド加工は、制作過程でどうしても版と版の間に若干のズレが生じてしまう。この加工法でジャケットを開発する場合は、ズレを吸収できるように絵柄を調整している」(井上氏)。このジャケットは、幾何学模様の版の重ね合わせでモアレのような柄が出るようにデザインされ、ズレ具合によって柄が出る位置が微妙に異なる点をウリにした。「同じexonemo Versionでも、ものによって柄の出方が変わってくる」(同)。

 exonemo Version。千房けん輔氏と赤岩やえ氏のデザインユニット「エキソニモ」とデザイン・アートユニット「生意気」のコラボレーション(C)exonemo


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年