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» 2004年11月25日 21時59分 UPDATE

「今、暇です」ザウルスを使った企業向けIMサービス

NTTコム、NEC、シャープは、ザウルスとホットスポットを組み合わせ、「移動中」「会議中」など現在状況を示しながら連絡が取れるソリューションを提供する。

[吉岡綾乃,ITmedia]

 NTTコミュニケーションズ、NEC、シャープは11月25日、シャープの法人向けPDA「ザウルス SL-6000L」を利用した、法人向けコミュニケーションシステムを提供することを発表した。サービス提供は12月6日から。

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SL-6000Lで、ソフトを起動させているところ(左)。連絡をとりたい相手の横に、現在の状況が示される。インスタントメッセージのほか、ヘッドセットマイクをつなぎ、VoIPで音声通話も可能(右)

 ベースになっているのは、NECのコミュニケーションシステム「PARTNERSIPNET(パートナーシップネット)」。「今、暇です」「移動中」など、登録されているメンバーのプレゼンス情報(現在状況)を知った上で、連絡が取れるのが特徴のシステムだ。IPsecによる暗号化に対応しており、セキュアにVPN接続できる。

 クライアントソフトがプリインストールされたSL-6000LからNTTコムの無線LANサービス「ホットスポット」を利用し、PARTNERSIPNETに接続する。インスタントメッセージングサービス(IM)、チャット、音声通話(VoIP)などが利用できる。

 なお、利用できる端末はSL-6000Lのほか、PC版のソフトも用意される。VoIPで通話できるのは登録されたメンバー同士のみで、固定電話や携帯電話などとの発着信はできない。

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専用のクライアントソフトがインストールされたSL-6000LからVPN接続することにより、秘匿性を保った状態で、インターネット上で通信できる

 同様のことはPCやPDAにWindows Messengerを組み合わせれば可能だが、PCやPDAのMessengerだとセキュリティ面で問題があり、企業での導入が難しい。

 また、SL-6000Lに登録できるのは45人までという制限がある。導入する企業の環境によっては少なそうだが、「PARTNERSIPNET自体はもっと大人数にも対応している。常に連絡を取らなくてはいけない外回りの人に対してだけ、PDAを持ってもらうという使い方が現実的」(NEC NTTコミュニケーションズ営業本部)とした。

 ソフトをインストールしたSL-6000L、ホットスポットのID、通信費などを含め、導入費用は一人当たり20万円程度を想定している。

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