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» 2004年12月02日 11時50分 UPDATE

国連小委員会、メタノール燃料電池輸送についての勧告を採択

次世代の小型電源として注目されるメタノール燃料電池の輸送を認可の見通しで、普及への障害が一つ、取り除かれそうだ。

[ITmedia]

 スイスのジュネーブで12月1日開かれた国連の危険物輸送専門家小委員会で、小型燃料電池用のメタノール燃料カートリッジの貨物としての輸送について、勧告を出すことが票決された。同カートリッジの輸送を認可する動きとして、業界団体が歓迎している。

 世界各国の家電メーカーは、ノートPCや携帯電話などの次世代電源として、小型燃料電池の開発を進めている。メタノール業界団体によると、国連危険物輸送専門家小委員会の勧告は、各国のメタノールカートリッジ貨物輸送規定の基盤となるほか、乗客がメタノールカートリッジを航空機内に持ち込んで利用する場合の国際航空規定の基礎にもなるという。委員会は来週初めに勧告を正式採択する見通し。

 メタノール業界団体Methanol Instituteのジョン・リンCEOによると、国連危険物輸送専門家小委員会は、輸送の安全性についての世界の専門家の集まりであり、そこから出される勧告は、メタノール燃料カートリッジの持ち運びについての基本を設定することになる。「厳格な規定が設けられることにより、消費者は、安全で信頼性の高いメタノール燃料カートリッジを手にすることになるだろう。あと数年で、メタノール燃料カートリッジは単三電池と同じくらい簡単に手に入るものになると思う」(リン氏)

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