インファナル・アフェアIII 終極無限「明日が過ぎれば無事だ」Mobile&Movie 第159回

» 2005年04月22日 17時40分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名インファナル・アフェアIII 終極無限(INFERNAL AFFAIRS III)
監督アラン・マック
制作年・製作国2003年香港作品


 香港映画の大ヒットシリーズ「インファナル・アフェア」。マフィアに入り込んだ警官ヤンと、刑事に成り上がったマフィア、ラウの宿命の対決が、ついに本作で終局を迎えました。ヤンとラウの運命の出会いから11年、彼らの前に現われた男、そして愛した女、そのすべての謎が解き明かされていきます。

 潜入捜査官のラウが、携帯電話の表面を指で叩き、モールス信号でマフィアの情報を伝えるシーンなど、今回も重要な場面に携帯電話が登場します。

以下、重大ネタバレとなっております。映画を見る予定の方は、映画を見てからこの記事をお楽しみください。

 警察学校の同級生として出会っていたヤンとラウ。しかし2人の生き様は対照的なものでした。ヤンは警察学校でトップの成績ながら、ある事情で退学させられ、転がり落ちるようにマフィアへの道を歩んでいきます。悪行に手を染め、マフィアの幹部に成り上がることが、実はヤンの使命だったのです。ヤンは特命を受け、覆面捜査官としてマフィアに潜り込んでいたのでした。

 一方、ラウはマフィアの下っ端のひとりでしたが、警察内部の情報を盗み出すため、警官となるよう命じられていたのです。警官として出世していくラウを、ボスはかわいがっていました。しかし、ラウの心はボスの情婦マリーにあり、マリーに認めてもらいたいがために奮闘していたのでした。時は流れ、マリーとの別れがあり、ふたたび、ラウはヤンとめぐり会いました。麻薬取引を行なうマフィアとそれを取り締まる刑事として。

 ヤンはマフィアの取引の内容を警察に伝え、ラウは警察の情報をマフィアに流し、お互い内通者がいることに気付きます。命がけで情報を提供している者同士、心休まる暇もなく、疑惑の目を周囲に向けていた日々。そして、何人かの犠牲があり、とうとうヤンとラウが対峙する瞬間が訪れました。銃を突きつけあうヤンとラウ。弾丸は無情にも、ヤンを撃ち抜いていったのでした。

 その後ラウは、ヤンが潜入捜査官であったこと、警察の中にマフィアのスパイがいることを上層部に証言。ヤンの死後、ラウは自分の中にある善と悪の心に悩み、眠れない日々を送っていました。ヤンを警官として埋葬してやったことで、良心の呵責から逃れられるかと思いきや、ますます気持ちは曇っていくラウ。さらに、自身がマフィアであることを隠すため、他の潜入マフィアを一人残らず始末しなければとも考えていました。

 そんなラウの前に現われたエリート警官ヨン。中国本土の大物マフィア・シェンと接触があることを知り、ヨンを潜入マフィアと確信したラウは、証拠を掴むため身辺を探ります。地下駐車場に止めてあったヨンの車に、GPSを取り付けたラウ。そこでラウの携帯電話が鳴り出して、ヨンに姿を見られてしまいます。そしてヨンもまたラウの動きを監視するように。

 さらには、ヤンの生前、精神科医としてヤンと頻繁に接触していたリーがラウの前に現れます。ヤンが情報を漏らしていないか探るために、リーにも近付いていくラウ。その中でラウは、リーの診療室でヤンが仕事のことを片時忘れて幸せに過ごしていたことを知るのでした。自分にもいつかそんな日が来るのだろうか。ラウは思い悩みながらも身を守るため、ヨンを追い詰めていきます。

 「明日が過ぎれば無事だ」

 ラウは携帯電話のムービーでメッセージを残し、運命に立ち向かっていきます。このリーへの伝言は、ヤンのように生きたい、善人に生まれ変わりたいというラウの思い。最後の戦いで、ラウは生きる道を変えることができるのでしょうか。

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