その1つが音楽をいったん、終了させた後に再度起動したときのふるまいだ。「前モデルでは、また最初から曲を選ばなければならなかったが、W32SAは終了した場所を記憶できるようにした。次に立ち上げたときには前回の続きから音楽を聴ける」
ただし、音楽を聴いていて着信があった場合にはこの機能は働かず、通話終了後はソフトを立ち上げなおして曲を選ぶ必要がある。
閉じた状態での操作は、サイドキーを使ったボリューム調整のみ。音楽再生中は、背面の有機ELに曲名とアーティスト名、音量が表示される
音楽プレーヤーの各種設定。イコライザーも4種類用意される
音楽プレーヤーのスキンは3種がプリセットされている。ディズニーのスキンも
W32SAで新たに搭載されたのが、SD-Video機能。miniSDカードに記録したASF動画の再生機能を端末側に持たせた。松下電器製の「LX300」「PX300」「PX500」シリーズ、シャープ製の「LC-26GDI」「LC-32GDI」などのテレビや、松下製の「DMR-E100H」「E200H」「E500H」などのDVDレコーダーでminiSDカードに録画した番組を、端末側で再生可能だ。
「長い番組をストレスなく見られるよう、1.5倍速の時短再生や45倍速の早送りや巻き戻し、コマ送り、続きからの再生──といった機能を搭載した」
細かいところでの機能強化もいくつかあると小裏氏。1つはPictBridge機能だ。「強化されたのはフレーム付き写真のプリント機能。フレームを画像を別々に送れるようになり、大きなサイズの写真にもフレームを付けてプリントできるようになった」
対応するPictBridge準拠のプリンタは、キヤノンの「PIXUS iP90」。「従来のPictBridgeで印刷するのと同じ操作に『フレームを選ぶ』という操作が加わるだけ。大きなサイズの写真用フレームは、メーカーサイト『三洋ケータイプラネット』で配信する予定」
もう1つは赤外線機能の強化。「送れるデータの容量が1.2Mバイトに増えた」。それなりに転送時間はかかるが、今まで送れなかったサイズの画像も送れるようになったという。
OCR機能は日本語対応に。縦書き読み取りモードも用意
待ち受け画面とメインメニュー。待受画面やメインメニュー、音楽プレーヤーのスキンなど、端末をディズニー一色にできる「with Disney!」機能も健在
ICレコーダー機能も備える
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