テレビもFMラジオも音楽も──開発者に聞く「W32SA」のこだわり(1/2 ページ)

» 2005年06月14日 00時04分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 テレビもFMラジオも音楽も──。1台でAV機能を丸ごと楽しもうというコンセプトで生まれたのが三洋電機製の「W32SA」(5月23日の記事参照)。どんなところにこだわって生まれた端末なのかを、三洋電機のパーソナルエレクトロニクスグループ テレコムカンパニーで販売企画担当課長を務める小裏一氏に聞いた。

テレビ機能へのこだわり

 W32SAは、折りたたみ型のアナログテレビチューナー内蔵端末。ユニークなのは、端末を開いたときに、125度の位置で固定される点だ。「開き切る前の125度のところで止まるようにしている。端末を置いてテレビを見るときに、一番見やすい角度に画面が固定される」

 125度で固定されたところ。正面から見ると、ちょうどいい角度に画面が来ているのが分かる

 機能面でこだわったのは、アンテナ。W32SAに付いているホイップアンテナは、VHFとUHF、FMラジオのアンテナになっており、感度が悪いときに伸ばして使うものだ。

 アンテナを伸ばしても感度が悪い場合に備えて、ケーブルにアンテナ機能を持たせたイヤホンも同梱している。「イヤホンケーブルはVHFとFMラジオ用のアンテナ機能を兼ねている。差すとイヤホン側のアンテナに切り替わる」。イヤホンを付けた場合、ホイップアンテナはUHF以外には機能しなくなるので、VHFのテレビやFMラジオ視聴時にはアンテナを伸ばす必要はない。

 ホイップアンテナは通話用ではなく、テレビやFMラジオ用に付けられた

 テレビの連続視聴時間は1時間。1時間で切れた後、再度テレビを立ち上げると、さらに20分程度は視聴できるという。ただしテレビを見ていてバッテリーが終わってしまうのでは携帯電話としての役割に支障があるため、バッテリー残量が1になった時点でテレビを見ることができなくなる。

 テレビはステレオでの録画が可能。最大40分まで録画できる(テレビの画面には著作権の都合上、モザイクをかけて表示しています)


 ステレオスピーカーは前面に付いているが、両サイドに音が抜けるよう穴を設けている。「端末を閉じても開いても、Spatializerの技術による3Dステレオサラウンドで臨場感のある音を楽しめる」

 なお、テレビの音声を聴きながらでもメールの閲覧や送受信、EZwebの閲覧が可能だが、EZアプリやカメラは使えない。

FMラジオも専用チューナーで

 既にいくつかのメーカーが“テレビ+FMラジオ”をリリースしているが、その多くがテレビチューナーを使ってFMラジオの音を聞けるようにしている。

 W32SAは、独立したFMラジオチューナーとテレビチューナーを搭載しているのが特徴だ。「FMラジオ付き端末をいち早く搭載したので、FM=三洋電機という強みを残したい。FMラジオもステレオ対応にして、音質も落としたくない──という観点から、独立したFMラジオチューナーを搭載した」

 FMラジオは連続で最大4時間聴くことができる。「何もキー操作をしない状態で連続4時間。途中で何らかのキー操作を行うと、またそこから連続4時間になり、累計で40〜50時間くらいはラジオを聴ける」

 なお、ラジオを聴いたりテレビを見たりしているときに電話がかかってくると、着信音が鳴って着信を知らせる。着信終了後にはテレビやラジオのアプリに戻るので、いちいち立ち上げ直す必要はない。

ラジオを聴きながらゲームも

 三洋のFMラジオ付き端末では、W22SAからラジオを聴きながらゲームアプリを楽しめるという。まず、遊びたいゲームを一発起動に設定しておき、BGMをオフにする。次にFMラジオを立ち上げ、中断させてBGMモードに設定し、EZアプリボタンを長押しすると、FMラジオの音を鳴らしたままゲームを楽しめる。

音楽機能も進化

 前モデルのW31SAから装備されたSD-Audio機能は、細かいところが進化した。「ユーザーから“使い勝手がイマイチ”といわれていたところを改善した」

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