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» 2005年07月01日 18時13分 UPDATE

短期集中ロードテスト「902T」 No.6:選べる3つのPC接続、どれが速い?

902Tは、PCと端末をつないでインターネット接続する際、接続方法をUSB、Bluetooth、赤外線の3つから選べます。通信速度がどう違うのかチェックしてみました。

[坪山博貴,ITmedia]

 902TはPCとの接続にUSB、Bluetooth、赤外線(IrDA)の3つの手段が利用でき、さらにいずれの方法でもインターネット接続ができます。それぞれ手軽さなどには差がありますが、インターネット接続時の実際の通信速度はどう違うのかをチェックしてみました。

 PCやPDAなどからモデムとして利用すると別途パケット料金が発生しますが、それでも“いざ”という時にはモデムとして利用したい場合もあるでしょう。

 この点、PCとの接続に3つの接続手段が使える902Tはかなり便利です。付属のCD-ROMにモデムドライバが入っていますが、Bluetoothか赤外線ならWindows XP標準のドライバで問題なくインターネットに接続できます。ボーダフォンが提供しているISPサービス「アクセスインターネット」の接続アカウントさえ覚えておけば(割と簡単です)、“出先でちょっとPCを借りてインターネット接続”なんてこともできます。

 特にノートPCの多くは赤外線ポートを標準装備しているので、赤外線モデムとして使えるメリットは大きいです。赤外線ポートは備えていても、赤外線モデムとして使える端末はごく少数。Bluetoothも、もうちょっとPCへの標準搭載が進むといいのですが、プロファイルの拡張や仕様の拡張が、けっこう最近まで行われていたことを考えると、「PCベンダーが標準搭載を渋るのも仕方ないのかなぁ」などと勘ぐったりもしますが。

 さて本題のインターネット接続時の通信速度ですが、結果は以下のようになりました。ISPとしては前出のアクセスインターネットを使っています。パケット代が怖いので、計測用のデータサイズを選択できるOSO氏の受信速度計測サイトを利用して、160Kバイトのダウンロード速度を3回ずつ計測しています。

接続方法 速度
赤外線接続(Kbps) 34.4/48.8/48.8
Bluetooth接続(Kbps) 201/361/350
USB接続(Kbps) 240/360/355

 みな初回が遅いのは、パケット通信ではよくある話。赤外線接続はいわゆるアナログモデムなみですが、“ちょっとWebサイトを見る、メールチェックする”程度なら十分でしょう。データ量課金できますから、通信速度が遅いからといって損をすることもないです。

 BluetoothとUSB接続は2回目以降は激速。ボーダフォン3Gのパケット通信速度は相変わらず高速なようです。これならやっぱりスマートにBluetooth接続が良いですかね。

sa_tubo.jpg
 これが最速だった361kbpsの記録。現行のW-CDMAの理論速度が最大384Kbpsですから、ほぼ限界のスループットですね。まだまだボーダフォンでは3Gへの移行が進んでいなくて、エア部分の帯域に余裕があるという実情もあるのでしょうけど

 別にボーダフォンに限ったことではないのですが、「通信料金(パケット単価)がもう少し何とかなればなぁ」と、この通信速度を目の当たりにするとないものねだりの気分になってしまいますね。

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 ITmedia記者が、普段使いの携帯電話の模様をレポートする長期連載記事です。一ユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

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 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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