眞鍋かをり「読まれるブログ」の極意を語る

» 2005年07月20日 17時53分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 モトローラは7月20日、丸ビル1階の「丸の内カフェ“イーズ”」で、タレントの眞鍋かをりさんと、音楽家の菊地成孔氏を招き、「いま、なぜブログなのか!?」と題したトークショーを行った。7月1日に発売になったビジネスFOMA M1000の発売記念イベントだ。

ブログの女王・眞鍋かをりさん(左)と、自身のサイトで5年にわたって日記を公開している音楽家、菊地成孔氏(右)

 菊地成孔氏のWebサイトfontaine/degustationはブログではないが、日記が掲載されているWebサイト。ここで書いた内容に加筆した「歌舞伎町のミッドナイト・フットボール」という本も出版されている。5年も続いている日記について「日刊で連載をしている気分。意外な人が読んでいるから面白い」と、Web日記の読者だった編集者から連絡がきて、本の出版が決まったことなどを話した。

 「ブログの女王」とも呼ばれる眞鍋かをりさんは、「テレビだと、テーマに合わせて話さなくてはいけないが、ブログでは自分が好きなように話せる」とブログの楽しさを紹介。2004年の6月から始めたブログ「眞鍋かをりのここだけの話」は、1エントリに平均600ものトラックバックが付くという人気サイトで、8月にブログのエントリをまとめた本も出版される予定だ。また、トラックバック数でライバル宣言されたヤクルトスワローズの古田敦也選手については「一緒にブログ界を引っ張っていく仲間だと、勝手に思わせていただいています」とコメントした。

街を歩いていると「あの話、どうなりましたか?」などと聞かれるそう。「知っている人のブログは読んでいて面白いし、身近。ブログを読んだ人に、友達みたいに思ってほしい」とコメント。「国民の友達になりたい」宣言も

読まれるブログを書く秘訣は……

 「トラックバックには、全て目を通しています。たまに、こんなことをどうして?と思うような、心ないことを書いてトラックバックしてくる人がいるけれど、何を考えているのか分からない」と、眞鍋さん。「読んだ人が傷ついたりしないように、とか、読む人のことを必ず意識して書いています。それは読まれるために必要なこと。“読まれるブログ”と“読まれないブログ”の差が出てくるのは、そういうところに理由があるのだと思います」“読まれるブログ”の秘訣を話した。

 「ひどいことを書いて送ってくる人は、どんなことを書いてるんだろうと思って、ほかのところも読むんです。そういう人って、ほかのエントリも書き捨てというか、たいていひどいことが書いてある」と指摘していた。

「自分のブログを持っていないと送れないため、無責任なことは書けないトラックバックは、掲示板などに比べて、非常に安全な仕組みだと思う」など、本当に自分でブログを書いていることが伝わってくる発言が次々に飛び出した眞鍋さん。なお、今まではトラックバックを受け取ってばかりで一方通行だったので、今後は自分でもトラックバックを送ったりや、6月頃ブログで流行っていたMusical Batonへ参加することも考えているそう

触って試せるTouch and Tryイベントも

 トークショーも終盤になって、2人にM1000が手渡された。2人ともサイトの更新は自宅から行っているということで「これがあれば移動中にも更新ができますね」(菊地氏)「ハリウッドのセレブが、こういうのを持っていて、いいなあと思っていました」(眞鍋さん)と興味深そうに操作していた。

 このときお互いのサイトを初めて見たそうで、菊地氏はM1000で眞鍋さんのブログを見ながら大笑い。「いやー、面白い。本当に面白いねこれ」と大絶賛していた。感激のあまり(?)「眞鍋さんにトラックバックしますよ」と約束していたが、彼の日記は普通のHTML。そのままではトラックバックは無理だと思うのだが……。

 トークショーの会場となったカフェ“イーズ”では、21日までM1000を触って試せる「Touch and Try!」企画を実施する。

カフェ“イーズ”は21日まで「FOMA M1000 CAFE」として営業する。このほか、同じく丸の内にある新東京ビル1階「丸の内カフェ」も、FOMA M1000 CAFEとして、Touch and Try!企画を実施する。こちらは22日まで。


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