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» 2005年09月28日 01時45分 UPDATE

PHSにJava──仕様はMIDP2.0完全準拠

標準的な携帯電話向けJava仕様であるMIDP2.0に準拠。PHSでも、今後Javaは標準機能になっていくとウィルコム。ゲームだけではなく、法人向けの機能拡張手段として応用していく方針だ。

[斎藤健二,ITmedia]

 ウィルコムはPHS初となるJava対応端末「WX310SA」「WX310J」を発表した。Javaの仕様は「純粋なMIDP2.0準拠」だと近義起執行役員は話す。MIDP2.0は世界標準ともいえるJavaの仕様(2002年12月11日の記事参照)。国内ではボーダフォンがMIDP2.0に独自拡張仕様を加えて「Vアプリ」という名称でJavaプラットフォームを提供している。

 現在のところ独自拡張を施していないため、端末内のメモリ──アドレス帳やデータフォルダなどにJavaアプリケーションからダウンロードすることはできない。また、ドコモのiアプリのように通信可能なサーバを限定していたり、ボーダフォンのVアプリのようなダウンロード可能なサーバを限定することも予定していないという。今後仕様を詰めていく中で、機能を拡張し伴ってセキュリティ確保のため各種の制限を課していくものと思われる。

 動作可能なプログラムサイズは、ダウンロード制限サイズである1Mバイト。ただし、「最新の携帯電話に比べるとヒープメモリは半分程度だろう。ゲームなどすべてのアプリが動くとは思っていない」(近氏)

 Javaの導入には、ある程度高速なCPUやメモリ容量が要求され、端末コストに影響する。ドコモがローエンドPDCをJava非対応としたり、ローエンドのFOMA 700iシリーズではアプリ容量を制限したりしたのも、これが理由の1つだ。ことのほかコストに厳しいPHSで、今に至ってJava導入に踏み切った理由はなんだったのか。

 「今後のことを考えると、通信に伴う機能を搭載しないと不都合が生じる。Javaは基本機能になっていくので、敢えて入れている。多機能派でなくてもJavaは必要なのではないか」とウィルコムの八剱洋一郎社長は説明する。

 端末の発表に併せて、下表のタイトルがJavaアプリケーションとして提供されることも明かされた。現在のところ、ほとんどがゲームタイトルとなっており、ビジネス・ツール系のアプリケーションはjigブラウザ程度だが、今後は多方面にアプリケーションを展開していく計画だ。「コンシューマ分野の開発が先行しているのでゲームが多いが、ビジネスアプリケーションも視野に入っている。イントラネットとのシンクロなどにも使っていこうと考えている」(近氏)

会社名 提供予定タイトル
ナムコ パックマン、ギャラクシアン、ニューラリーX、ギャラガ、マッピー、ディグダグ、ドルアーガの塔、ミスタードリラー、ワニワニパニック、ファミリー麻雀
タイトー アルカノイド、スペースインベーダー、バブルボブル、四川省
バンダイネットワークス デジタルモンスターVer1、ズーキーパー、マジックアロー、PITMANIA
ジー・モード テトリス、オセロ、大富豪 、天使のソリティア
サイバード R-TYPE完全版 、リバーシ、運命のソリティア、おばけNOくるん
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