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» 2005年11月11日 19時39分 UPDATE

携帯を使った学習プログラム「おやこdeサイエンス」 (1/2)

教科書やノート、筆記用具の代わりに携帯電話──。そんな子供向けの学習プログラムが開発された。親子が一緒に取り組む「光」を使った科学実験。それを携帯がサポートする。

[江戸川,ITmedia]
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プログラムの内容が明らかになる実験ワークショップが、東京・千代田区のベネッセコポレーションで開催された

 東京大学大学院情報学環のベネッセ先端教育技術学講座(BEAT)が開発した「おやこdeサイエンス」は、小学4年生と5年生を対象にした、3週間の学習プログラムだ。親子が一緒に「光」を使った科学実験に取り組むことで、科学的に理解を進める楽しさを味わえる。今回60組の親子が募集され、2005年11月5日よりプログラムがスタートした。

 このプログラムのユニークな点は、学習支援ツールに携帯電話を用いたこと。教科書やノート、筆記用具の代わりに携帯電話を使うわけだ。NTTドコモの協力の下、子ども用の「P901i」と保護者用の「F901iC」がすべての参加者に貸与される。

oya2.jpg 参加者に配布されるガイドブックと携帯電話セット。黒バッグには実験用の材料が詰め込まれている

 プログラムでは専用のiモードサイトが用意され、子どもが理解しやすいよう、動画を使って実験のやり方などが指示される。1人で実験を終えると、その結果が親の携帯電話にメールで通知され、学習の進捗が分かるというものだ。

 学習プログラムは、参加者が一カ所に集まる「実験ワークショップ」、子どもがそれぞれの家庭で1人で取り組む「ウィークデー実験」、週末に親子が一緒に取り組む「おやこde週末実験」の3種類から構成されている。

oya3.jpg 学習プログラムのスケジュール。参加者はすべての実験を行わなければならない

 ワークショップの参加者は、初めにアンケートとチャレンジクイズ(という名の学習ドリル)に挑戦した後、NPO法人「ガリレオ工房」が行うサイエンスショーを楽しめる。ショーはそれぞれが自分で体験できる内容で、偏光シートで蛍光灯からの光の出方を見たり、赤・緑・青の3色のLEDを使って白い色を作ったりと、親子で勉強しながら楽しめるものとなっている。

oya4.jpg かなりボリュームのあるアンケートとチャレンジクイズ。クイズでは、どうして風景がカメラのフィルムに映るのか、図解で答えを求める問題も出た

 二度の休憩を挟んで、いよいよ最後は携帯電話の使い方を説明するコーナー。参加者が初めて携帯電話の電源を入れ、iモードサイトにログインをする……はずだった。実はシステムトラブルが発生し、実機を使っての体験はできなかったのである。そこで急遽、週明けに端末を届けるということになり、実験ワークショップは幕を閉じた。

 週が明け、ようやく端末が参加者の手元に届いた。さっそくiモードサイトでの確認をしてみよう。

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