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» 2005年12月21日 14時14分 UPDATE

au、シャープ製端末の採用を発表

KDDIは、シャープが製造する機種をau端末として採用、番号ポータビリティ導入までに発売する。ラインアップを拡充するとともに、若年層・高年齢層以外のユーザーの取り込みを目指す。

[杉浦正武,ITmedia]

 KDDIは、シャープが製造する機種をau端末として採用すると発表した。2006年11月までに番号ポータビリティ導入が予定されるが、それまでにはシャープ製携帯を発売する。

 番号ポータビリティの導入でユーザーの流動性が高まる中、これまで以上に魅力ある商品を提供し、幅広いニーズに応えることが必要と判断した。「機能面とデザイン面の双方で定評があるシャープ端末をラインアップに加えることで、au携帯のブランド力を高め、ユーザー満足度の向上を図る」(KDDI)

 12月21日に行われた定例会見で、小野寺正社長は「定評のある美しい液晶と、常に最先端を行くカメラデバイス、独自の優れたデザインなどがシャープ製端末の魅力。シャープの強みと、インフラ、料金、コンテンツといったauの強みを組み合わせることで、商品力を強化できるようになる」と話した。

 auの端末は2004年度に10機種、2005年度には12機種(12月現在)発表されているが、まだ端末ラインアップが足りない、という見解だ。「ラインアップが増えたといっても、ドコモの半分しかない。auの端末は若い世代向けが多く、あとは簡単ケータイなど高齢者向け。その間が抜けている。より広い世代にアピールするためには、今後もっとラインアップを拡充していくことが必要」(au事業本部au商品企画本部長の井上正廣氏)

 何機種が登場するのか、またハイエンド機種になるかローエンド機種になるかなどは不明。「まだ先の話であり、時期の詳細も含め現状明かせることはない」(KDDI広報)。シャープによれば、電子書籍などのコンテンツ提供で提携関係にあったことなどから、今回の端末供給につながった。いつ頃から交渉を開始したかなどは、両社ともノーコメントとしている。

 シャープは、NECやパナソニック モバイルと並んで国内で最大規模の出荷数量を誇る端末製造メーカー(4月21日の記事参照)。これまでドコモ、ボーダフォンに端末供給実績がある。

 KDDIは今年に入り、新たに韓Pantech&Curitelからも端末供給を受けている(8月10日の記事参照)。「我々のやり方に合わせてくれるところとでないと、一緒にやっていくのは難しい。海外でどんなにたくさんの端末を売っているメーカーだとしても、日本のユーザーに受け入れられる端末でなければ、意味がない」(小野寺氏)

 シャープ以外にも端末供給メーカーを増やすかどうかについては「今のところ特に予定はない」(KDDI広報)としている。

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