どれが欲しい? WIN7機種春モデルを比較する その2モバイル編集部、ただいま取材中

» 2006年01月26日 11時05分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 WIN7機種が出揃ったau春モデル。「サイズ」「カメラ」「FeliCa」など個々のポイントに着目しながら、機種選びのポイントを考えていきます。今回は「カメラ」機能を比較します。

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手ぶれ補正機能搭載機種も登場

 カメラ機能を比較するとき、よく参考にするのが画素数です。画素数別に見ると300万画素クラスがW41TとW41K。200万画素クラスがW41CAとW41H、130万画素クラスが、W41SA、neon、W41Sとなっています。

 とはいえ、画素数が多ければ必ずきれいな写真が撮れるわけではないし、壁紙サイズくらいでしか写真を撮らない人にはほとんど関係がないこと。全機種メガピクセル対応になった今、画素数はほとんど気にすることではないと思います。ただし、携帯で撮った写真をプリントしたり、PCサイトなどで大きめに使うという人は気になるポイントといえるでしょう。

 また、カメラの使い勝手を大きく左右するのが「手ぶれ補正」「AF(オートフォーカス)」などのポイントです。

 W41Kは、auの端末では初めて手ぶれ補正機能を搭載しました。携帯で写真を撮ると、どうしてもぶれやすいので(本体が軽いので、シャッターボタンを押し込んだ時に動いてしまうため)、写真を撮るとブレがちな人には非常にありがたい機能といえます。さらにW41Kは、マクロスイッチを切り替えることなく、近距離でも遠距離でも撮影距離を気にせずに完全にAFだけで写真が撮れるため※、カメラの使い勝手は非常に良好と言えそうです。

※一応EZボタンにAF+マクロ切り替えスイッチが割り当てられているのですが、自動で撮距離を切り替えてくれます

 手ぶれ補正が付いていないまでも、オートフォーカス(AF)が付いているだけでかなり使い勝手はアップするもの。AFが付いているのはW41K、W41H、W41CAの3機種。きれいにピントが合った、シャキッとした写真を撮りたい、という人はこの3機種が使いやすそうです。

 AFのない4機種のうち、neon、W41S、W41SAにはマクロ切り替えのハードウェアスイッチが付いているのですが、注意したいのはW41T。マクロスイッチが付いておらず、AFもないため、発表会会場でピンぼけ写真を量産。私は正直、「何のための高画素CCDなんだろう……」と思っていたのですが、あとから「EZボタンがマクロスイッチだ」と知りました。

カメラに期待の機種はCMOSを採用

 最後に撮像センサ(CCDまたはCMOS)の話を。今回のWIN7機種の中で、撮像センサがCCDなのはW41TとW41SAのみ。ほかの5機種はすべてCMOSセンサです。撮像素子がCCDかCMOSかは、画質に関わってくる部分で、一般に携帯のカメラモジュールでは、CCDのほうがCMOSよりきれいに撮れる、というのが常識です。

 今回、最もカメラが高スペックなW41KがCMOSなのは、かなり意外な感じ。また「A5406CA」「W21CA」「W31CA」とデジカメ並みにきれいな写真が撮れる(「これ携帯で撮った写真なの?」とよく驚かれます)携帯を作ってきたカシオが今回CMOSを採用したことにもビックリしました。

 ただ、今回の発表会では「CCDに比べ、CMOSのほうが画質で劣るというのはもう古い。CMOSでも充分きれいな写真が撮れます」と複数の方に力説されました(2004年8月5日の記事参照)。W41CAの説明員も「写真きれいに撮れますから、大丈夫」と強調していたことを書き添えておきます。実際の画質については、レビュー記事などで追ってお伝えすることになると思いますので、お楽しみに。CMOS機で本当に綺麗な写真が撮れるのか、W31CAから画質は落ちていないのか、私もものすご〜く興味があります。

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