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» 2006年04月01日 02時15分 UPDATE

ビジネスで使う「W41CA」(5):携帯カメラはメモ帳なのだ

「携帯ならでは」を実感できる機能の1つが、各種メモ機能だ。非常に地味ながら、筆者の中ではもはや目覚まし並みの必須機能になっている。テキスト、音声、画像とそれぞれメモとして活用する方法を考えた。

[ITmedia]

 「ビジネスで使う──」の最終回となる第5回は、携帯をメモ帳代わりに使う方法を紹介したい。ふとアイデアがひらめいたときに何に記録するか、読んだ本の一節をどうやって保存しておくか、買い物のリストをどう持ち歩くか。ミーティングなどでのメモはともかく、日常のちょっとしたメモに最も適しているのが携帯電話だ。

 いつでもどこでも持っていて、紙のメモにはまねできないマルチメディアフォーマットでメモが可能。さらに通信機能や外部メモリを介して、PCとの連携もできてしまう。

 「W41CA」で筆者が実践した例を元に、それぞれのシーンで最適なメモの取り方を考えてみたい。

まずはオーソドックスに“テキストメモ”

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 W41CAは、待受画面で[メモ/クリア]キーを押すと、メモメニューが立ち上がる。最近のau端末はこの仕様のものが増えてきたが、さっとメモを取るには最適な機能だ。

 メモメニューの中身も考えられている。1つ目は「簡単メモ帳」。選んで「編集」を押すと既存のメモの上部に区切り線が入り、新しいメモを上に追加していける。細かな設定が全くいらないので、気軽にメモするのにいい。

 筆者は、人から聞いた“面白い本”や“面白かった映画”、“おいしかったお店の名前と電話番号”を登録するようにしている。数字を入力すると自動的にPhoneToのリンクが張られ、ここから電話をかけることも簡単だ。また、httpで始まるURLを入力すれば、WebToのリンクが張られ、EZwebでアクセスすることもできる。人によってはEZwebメニューの「お気に入り」に登録するより使いやすい──という場合もあるだろう。

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 2つ目はいわゆる「メモ帳」だ。1件あたり最大512文字(全角)のメモを50件登録できる。かなり使いでがあると思っていい。記入したメモはテキストファイル(.txt)として保存したり、Eメールに添付したり、Eメール編集画面から呼び出したりできる。

 便利なのは50個のメモ帳それぞれを個別でロックできることだ。ロックすると端末暗証番号を入力しないと開けなくなる。

さっと取り出して音声でメモ

 先のメモメニュー、3つ目にあるのが「マイボイス録音」だ。10秒の音声が録音でき、完了後、簡単にメールに添付して送信できる。10秒は短いようにも感じるが、思いついたことをさっと録って送るメモ用途にはちょうどいい。

 録音ファイルは少々特殊だ。米Qualcommの技術であるQcelp(.qcp)という音声コーデックが使われている。au携帯の着ボイスと同じものだ。au携帯であればそのまま再生できるので、自分の携帯で聞くのは簡単だ。またPCでの再生には、米QualcommのPureVoiceというソフトウェアが必要。ここからダウンロードできる。

 他キャリアの端末には長時間の音声録音が可能なボイスレコーダー機能を備えた端末が多いが、au端末ではあまり種類がない。W41CAも長時間録音ができず、その点はビジネス利用ではマイナスポイントだ。

携帯カメラは画像メモ用なのだ

 最後に、携帯ならではのメモ機能として活用したいのがカメラ機能だ。街で見かけた看板や、お店でもらったレシート、本の表紙まで、これまで紙にメモしていた内容も、カメラで撮ってしまえば非常に管理が簡単だ。

 携帯カメラで撮るメリットはいくつかある。1つは、いわゆるデジカメと違い、どんなときでも持ち歩いているということ。2つ目は、通信機能を使ってメモの再利用が容易なこと。3つ目は、撮った写真の閲覧をサポートするいろいろな機能が付いていることだ。

 W41CAの場合、携帯サイズで撮れば、撮影した写真とカレンダー機能が自動的にリンクする。つまり、カレンダーからこの日に撮った写真が簡単にチェックできるのだ。au携帯は電波で時刻補正しており、撮影日や時間がずれることはない。さらにGPS機能を利用して、現在位置を写真に追加することもできる。いつ、どこで撮った写真なのかを簡単に管理できるわけだ。あとで閲覧するのが“メモ”なのだから、端末上で見ることを前提としている携帯は画像メモに非常に適している。

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 大きなサイズで撮った写真も有効活用できる。カシオ製端末の伝統だが、撮影した写真を簡単にズーム再生できる。約20段階の細かなズームが可能で、ズーム後のスクロールも容易。200万画素で撮った画像だと最大で20倍ズームが可能だ。かなり大きな図版でも、撮影したあと見たいところだけ拡大すればしっかり判別できるわけだ。

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 もちろんW41CAならではの機能として、「ビジネスショット」も忘れてはいけない。ただし、これまで試した限りでは、実際の環境でうまく補正してくれることはほぼなかった。

 W41CAのカメラをメモ代わりに使う場合、2つ気になったことがある。回転2軸液晶をひっくり返して、コンパクトカメラのような形にし、シャッターボタンを長押しすることでカメラが起動する。このときマクロへの切り替えが面倒なうえ、撮影モードの変更がややこしいことだ。メモ代わりに使うにはマクロ撮影が必須なのだが、カメラは必ずマクロオフで起動する。カレンダーに画像を登録したりGPS情報を付加したりするには携帯モードで撮影する必要があるのだが、こちらもメニューの奥深くだ。

 端末を開けて撮っているときは、モード変更は発話キーで、マクロ切り替えは[*]キー1つで行えるから簡単。それだけに閉じた状態でも工夫を望みたい。W41CAは側面ボタンが7つも付いているのだから。

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