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» 2006年04月19日 18時53分 UPDATE

第2回 国際フラットパネルディスプレイ展:シールを貼らずにのぞき見防止──東芝松下の「プラメ」

視野角の広さをウリにするディスプレイが増える一方、画面ののぞき見を気にするユーザーも増えている。そんな中、シールを貼らずにのぞき見を防げるディスプレイが登場。メールアドレスや本文の一部を隠すことも可能だ。

[荻窪圭,ITmedia]

 視野角の広さをウリにする携帯ディスプレイが増えているが、一方で気になるのが画面ののぞき見対策。横から画面が見えてしまうため、のぞき見防止シールを貼っている人も少なくない。

 シャープが視野角切替機能を備えた「VeilViewモバイルASV液晶」(2005年7月の記事参照)を開発し、いくつかの携帯電話に実装しているが、携帯電話単体でのぞき見に対応しているものはまだ少ないのが現状だ(2005年8月の記事参照)

 そんな中、東芝松下ディスプレイテクノロジーが視野角制御液晶パネルを利用した、のぞき見防止液晶を参考出品した。本邦初公開だ。

ソフトウェア制御でのぞき見を防ぐ

 のぞき見を防ぐ仕組みとして用意されるのは、プライベートメールモード(略称:プラメ)。液晶パネルの視野角を必要に応じてコントロールして使おうという技術だ。技術の詳細については「企業秘密」(説明員)で、話せないという。

 ディスプレイの視野角が広いと、カメラ機能の利用時や画像を大勢で見たいときなどには便利だが、半面、電車の中などで画面をのぞかれやすくなる。そのどちらのシーンにも対応すべく開発されたのがプラメというわけだ。

PhotoPhoto プラメ機能のオンとオフを比較。プラメ機能オンのときには2行目と4行目が見えなくなっている。なお正面から見ると2行目も4行目も表示される。アプリから部分的に制御できるのがポイントだ

 ユニークなのは、ソフトウェアで視野角をコントロールできること。ディスプレイの任意の場所の視野角を変えられるため、メールの本文やアドレスなど見られたくない部分だけを横から見えにくくするという制御が可能だ。

 市販の偏光シールほど極端な効果はないものの、通常の液晶ディスプレイに比べて明るさに変化がない点が特徴。偏光シールのように画面全体が暗くなることもない。

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