今回発表された2006年au秋冬モデルの中で、W47TとDRAPE(型番はW46Tとなり、実質はW47Tの兄弟機種という位置付け)のみテレビ電話に対応する。ただし、9月中旬から順次発売するという今回の秋冬モデルにあって、W47T(およびDRAPE)は10月〜11月の発売となるようで、テレビ電話サービスの開始も12月を予定している。
テレビ電話機能は、最大5人(1対4)で接続し、テレビ電話中のカメラ映像を複数の相手に同時配信したり(au携帯同士の場合のみ)、文字メッセージが送り会える「グループテレビ電話」機能をはじめ、EZアバターのキャラクターを表示して楽しめる「アバター機能」、あらかじめ設定した端末からのテレビ電話着信に対して自動着信を可能とする「モニタリング着信機能」などを備える。
もちろん、テレビ電話機能を開始しているNTTドコモやボーダフォン端末とも接続でき、最大10分間、テレビ電話使用中の相手の映像と音声を録画できる機能も備える。その際の録画容量は約5.7Mバイトとなる。
テレビ電話の基本通話料は契約プランに準じた音声通話料の1.8倍(無料通話料も適用される)。グループテレビ電話の場合は、最初に発信したユーザにのみ通常テレビ電話と同額の料金が発生する。なおテキストメッセージの送受信料金は無料となる。
プラン | 単位 | テレビ電話通話料(税込み) | 音声通話料(税込み) |
---|---|---|---|
プランLL | 1分 | 28.35円 | 15.75円 |
プランL | 30秒 | 22.05円 | 12.6円 |
プランM | 30秒 | 26.25円 | 14.7円 |
プランS | 30秒 | 29.4円 | 16.8円 |
プランSS | 30秒 | 37.8円 | 21円 |
コミコミディタイムWIN | 1分 | au携帯同士:18.9円 au以外:28.35円 平日昼間以外:56.7円 |
au携帯同士:10.5円 au以外:15.75円 平日昼間以外:31.5円 |
ディタイムプランWIN | 1分 | 平日昼間:37.8円 平日昼間以外:90.3円 |
平日昼間:21円 平日昼間以外:50.4円 |
テレビ電話機能は、他キャリアですでに始めているサービスであり、auの端末でも12月から“ようやく”対応するのかという印象も否めない。テレビ電話通信料は、契約プランに準じた音声通話料の1.8倍という設定であり、後発ながら金額的なアドバンテージも少ないような気もする。
このことについてKDDI小野寺社長は「auの今回の携帯は、あくまでも音楽/デザインの充実さをさらに訴求すること、そしてMNPにおいて累計シェア30%/3000万回線の獲得に重点を置いている」とし、通話料金も他社と同じ程度に留めた。Rev.A&テレビ電話対応端末は今後も投入していくようだが、テレビ電話そのものの機能を、とりわけ他社との差別化ポイントとなりうるサービスとして展開する考えは、現在のところあまりないようだ。
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