幻遊伝「私の時代では、遠くの人とこれで話すの」Mobile&Movie 第230回

» 2006年10月06日 14時29分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名幻遊伝(Tripping)
監督チェン・イーウェン
制作年・製作国2006年台湾作品


 今回ご紹介するのは、現代の台湾から“キョンシー”が出現する中世までタイムトリップするアドベンチャー『幻遊伝』。主人公のシャオディエ(小蝶)を演じているのは、田中麗奈。その父親役は大杉蓮。ノスタルジックな“キョンシー”の世界から、現代に戻るために娘は父に携帯メールで助けを求めます。

 漢方薬局を営む父(大杉蓮)と台湾で暮らすシャオディエ(田中麗奈)は、反抗期の真っ只中。年頃になったシャオディエは、日本人だから日本で暮らしたいという思うようになったのですが、父は頑なに拒否。父にとっては台湾で漢方の店を開くことが、亡き妻と誓った夢だったのです。シャオディエは、父の考えをまったく理解できず、ウサ晴らしに仲間とつるんで遊び歩く毎日。

 ある夜、肝試しをしようと仲間達と古い寺院に忍び込みます。映画のセットのように広く、かくれんぼにピッタリ。シャオディエもひとり隠れて、仲間が探しにくるのを待っていると、突然衝撃が……。

 目覚めると、そこは賑やかな町中。てっきり、忍び込んだ寺院で、映画の撮影が始まったと思ったシャオディエは物珍しそうに歩き回ります。しかし、仲間は見当たらず、人々の様子もどこかおかしい。携帯電話は圏外になっていて、連絡もつきません。困っていたシャオディエを救ったのが、ハイション(チェン・ボーリン)。どうやら、自分がタイムトリップをしてしまったと気付いたシャオディエ。行くあてのないシャオディエは、ハイションと共に行動することにします。ハイションの仲間には、“キョンシー使い”の達人と“キョンシー”もおり、一行はとても賑やか。

 故郷を救うために、罪を犯してまで旅を続けているハイション。シャオディエが、正義の味方の女盗賊チンディースに似ていることから興味を持ちましたが、次第にシャオディエのかわいらしさに惹かれていきます。シャオディエも、ハイションの優しさに心を開いていきます。

 「私の時代では、遠くの人とこれで話すの」

 ハイションに携帯電話を見せながら、現代の様子を語るシャオディエ。ハイションは不思議そうに聞いています。シャオディエはさらに携帯のカメラで撮影し、その画像をハイションに見せてあげました。すると一瞬、携帯に電波が入ったのです。シャオディエは必死に「お父さん、早く帰りたい」とメールを打ちます。

 離れてみて、やっと父の大切さに気付いたシャオディエ。その想いが父に届き、奇蹟が起こるのです……。ユーモラスなキョンシーから、本格的なカンフーアクション、ほのかなラブロマンス、けなげな親子愛まで盛りだくさんの作品です。

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