ドコモの2007年3月期中間決算、増収減益

» 2006年10月27日 16時47分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 NTTドコモは10月27日、2007年3月期の中間決算を発表した。営業収益が前年度比99億円増の2兆3834億円、営業利益が前年度比415億円減の5169億円で増収減益となった。なお営業収益のうち携帯電話の収益は2兆1124億円で、前年度比で268億円増加した。


FOMAの契約者は55.8%、MOUとARPUは減少

 3月期の携帯電話の概況を見ると、2006年度上半期の純増シェアは47.5%。解約率は過去最低の0.6%にまで低減した。FOMAの契約数は9月末時点で2910万に達し、契約者の55.8%を占めるまでに成長した。

 加入者1人あたりの月間平均音声通話時間を示すMOUは146分と、前年同期比で3.9%減少。加入者1人あたりの月間平均収入を示すARPUも6720円と前年同期比で4.7%減少した。

 今後の取り組みとしては、従来型の端末や携帯関連サービスとなどのコアビジネスを強化するとともに、おサイフケータイビジネスなど、新たな収益源として期待される「生活インフラ分野を強化する」としている。

Photo 着うたフルやミュージックチャネルなどの新サービスの概況。ミュージックチャネルはHSDPA端末ユーザーの約3割が契約
Photo 今後も携帯事業を強化するとともに、“生活インフラとしての携帯”路線を推進する

Photo 今後の端末ラインアップ。903iとほぼ同時期にMotorolaのM702iG、M702iSが登場する模様。企画端末はワンセグに加え、ユニバーサル携帯が挙がっている
Photo ワンチップ化と共通プラットフォーム化を進めて調達コストの低減を図る

Photo 今後の事業のフォーカス

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