メールの使い勝手は?──「M702iS」「M702iG」702ix新モデルの“ここ”が知りたい「M702iS」「M702iG」編(5)

» 2006年11月13日 16時55分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
Photo 海外で人気のRAZRがベースのMotorola製FOMA「M702iS」「M702iG」

質問:メールは快適に使えるか

 海外端末であるためか、「M702iS」「M702iG」についてはメール周りの機能を気にする読者も多い。「快適に使えるのか」「自動振り分けはできるのか」など、基本的な使い勝手に関する質問が多かった。

 両端末のメール機能は、メニューや画面構成などについては特に違和感はない。ただ、少々古さを感じる部分も何点かあった。例えば宛先入力の基本は直接入力で、アドレス帳からの引用は機能メニューから呼び出す必要があり、メールの送受信履歴の参照もできない。音声通話の発着信履歴から作成できるメールもSMSのみとなる。

Photo メールメニューはFOMA端末として特に違和感はない(左)。メールの作成画面も、件名、宛先、本文などを任意の順番で入力できる。ただし宛先のアドレス帳からの引用は、項目一覧から機能メニューを呼び出す必要がある(右)

 受信メールは24個のフォルダを作成でき、フォルダごとに自動振り分け条件を設定可能だ。メールアドレスの完全一致と件名の部分一致で振り分けられ、1つのフォルダには複数の条件も設定できる。メールのアドレス確認画面からワンタッチでメールアドレスを振り分け条件に追加できるのは便利だ。なお送信メールフォルダも追加フォルダの作成や、受信メールと同様の自動振り分け機能を備える。

Photo 受信フォルダはメインフォルダと含めて最大24個まで作成できる。一覧は8フォルダずつだが、左右キーでページをスクロールできる。未読メールがあるフォルダは封筒付きのアイコンで区別できる(左)。メール一覧は4件ずつで、左右キーでページスクロール可能。「受信日時+件名」「受信日時+送信元」での表示もできるが、1件に付き2段表示である点は同じなので、1画面あたりの一覧件数は同じだ(右)
Photo 自動振り分けはフォルダに対して条件を設定するタイプで複数条件を設定可能。メールアドレス、件名以外に全受信メールも設定できるのは迷惑メール対策用だろう(左、中)。メールのアドレス確認画面から簡単に振り分け条件に設定でき、アドレス帳に登録していないアドレスでも簡単に自動振り分けに登録できる(右)
Photo 文字サイズは3段階。メールなら最大で15文字×14行の表示ができる
Photo デコメールにも対応。テンプレートもプリセットしている(左)。ページスクロールキーはないが、上下キーによるスクロール単位で1/2ページ、1ページから選べる。長文メールをよく受信するならこのあたりの設定変更は必須だろう(右)

※今回の検証および確認はあくまでも開発段階の試作機によるものなので、製品版では仕様が変わる可能性もあることをご了承いただきたい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月06日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  3. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  4. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  5. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. ドコモが「dアカウント」のパスワードレス認証を「パスキー」に統一 2026年5月めどに (2025年12月05日)
  9. NHK ONE、簡単には「閉じられないメッセージ」表示へ 目的は“NHK受信料”の徴収 なぜ強引な仕様に? (2025年11月12日)
  10. 鉛筆デザインのiPad用スタイラスペン「Nelna Pencil」発売 物理ボタンに9機能を設定可能 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー