1位 “P”が変えたこと、どうしても変えられなかったこと(前編)
2位 ケータイ“夏商戦”、そろそろ本格化──新機種登場ラッシュ始まる
3位 ソニエリ、「振ってシャッフル」のウォークマン携帯を発表
4位 “BRAVIAケータイ”「SO903iTV」、6月22日発売
5位 パナモバ製の「P704iμ」ほか、各種夏モデルが多数JATE通過
6位 au ICカードを挿さずに音楽プレーヤーを使えるか──「W52S」
7位 “P”が変えたこと、どうしても変えられなかったこと(後編)
9位 “美的”ワンセグ、「W53T」発売──価格は1万円台後半
10位 呼び出し音が「プププッ」なら“バンクの携帯”──ソフトバンクモバイルが判別サービス
今週トップ10には、夏モデルの記事が多数ランクインした。ショップにも数々の新モデルが並び始め、携帯商戦も夏まっさかりの様相を呈し始めている。毎週金曜日に+D Mobileに掲載される販売ランキングの動きも楽しみな今日この頃だ。
携帯メーカー最大手のNokiaも今週、シンガポールで新機種を発表した。注目なのは“手のひらサイズのHSDPA端末”こと「6121 classic」(6月18日の記事参照)。日本ではまだ、ここまで小型のHSDPA端末は登場しておらず、日本市場への投入が待たれる端末だ。
このイベントで、2つほどおもしろいトピックがあったのでご紹介しよう。
イベントではすでに発表済みの端末もいくつか披露された。その1つがCDMA端末の「2505」。通話、SMS、ラジオ、ゲームといった機能が搭載されたローエンド端末だ。
Nokiaの説明員によると、アジアでは携帯のデザインにこだわる人が多く、携帯を始めて使うユーザーでもおしゃれな端末を求める傾向が高いという。この端末も、薄くてコンパクトな折りたたみ型で、デザインもなかなかかっこいい。
ところでこの端末、背面を見ると撮影補助用ライトらしきLEDが装備されているが、カメラは付いていない。いったいなぜ?と思って聞いてみると、こうしたローエンド端末のニーズが高い国々では、携帯のライトを懐中電灯代わりに使いたいという需要が多く、搭載は必須なのだという。
ラジオも人気が高く、搭載するのはもちろんメニューの上の階層からアクセスできるようにすることが重要だと説明員。「一度、下の階層にアイコンを置いたところ“ラジオがない”と思ってしまう人が続出した。以来、第1階層からアクセスできるようにしている」(Nokia説明員)
イベントに参加した記者陣とノキアの担当者を驚かせたのが、日本から参加したある1人の記者。その記者はなんと、講演の取材メモを「E61」で記録していたのだ。それも録音ではなく、テキスト入力で……。
いくらE61がフルキーボードを搭載しているといっても、日本語変換などの手間を考えると、講演を聴きながらの入力はかなり面倒なはず。入力する手がついていかずに、メモを取り損ねたら記事が書けなくなってしまうわけで、私にはとても真似できない荒技だ。その難しさは、試しにテレビのニュースを聞きながら、E61で要旨を入力してみると分かるだろう。
あとでメモの冒頭部を見せてもらうと、誤変換はあるものの、当人には分かるレベルで講演の要旨が入力されている様子。講演の記事もしっかり仕上がっており、意外なところでE61の底力を見せつけられた格好だ。
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