auの2007年夏モデルは、デジカメの“EXILIM”や音楽プレーヤーの“ウォークマン”のブランドを冠した機種、防水性能+ワンセグを搭載する機種、着せ替えパネルでカスタマイズできる機種、スリムボディやシンプルな1X端末など全15機種を投入する。
この中でITmedia読者の人気を集めたのは何か。対象機種数が多かったので下位はほぼ同列の結果になったが、その分、上位の人気傾向は分かりやすく表れた。
1位は、得票率20%でカシオ計算機製の「EXILIMケータイ W53CA」が獲得した。同社製のデジタルカメラブランド“EXILIM”の名を冠す、有効515万画素の撮像素子+28ミリ相当の広角レンズ(35ミリカメラ換算)の携帯トップクラスとなるカメラスペックに加え、厚さ18.9ミリの薄型回転2軸ボディ、ワイドVGA(480×800ピクセル)表示対応の高解像度2.8インチディスプレイを備えるのが大きなポイントだ。EXILIMケータイ W53CAはいよいよ8月2日から順次発売する。夏モデル購入は「本機待ち」という人も多そうだ。
2位は“ほぼ全部入り”がさらに進化した東芝製の「W54T」。得票率はEXILIMケータイ W53CAに肉薄した17%。ワイドVGA表示対応の3インチディスプレイ、ワンセグ、1Gバイト内蔵メモリ、EZ FeliCa、320万画素カメラ、Bluetoothなど、前機種「W52T」(2007年春モデル)で評価を得た特徴を継承しながら、厚さ18.5ミリのステンレスボディでフォルムを一新。ステンレスによる素材感とよりスクエアになったボディデザインで、より精悍なイメージになった。
3位はシャープ製のスリムなワンセグ端末「W52SH」。得票率は10%。最薄部17.6ミリのスリムボディとワンセグ、EZ FeliCa、回転2軸機構、2.8インチのモバイルASV液晶+高画質化技術、AFカメラなど、現在ユーザーニーズの高い機能をきちんと搭載することで評価につながったと思われる。ちなみにW52SHは7月22日現在、POSデータ集計によるau携帯販売ランキングで首位を走っている。
得票率が10%を超えたのは15機種中、これら3機種のみ。今回の15機種中で8機種も用意するワンセグ搭載端末への人気はさることながら、“ほかにはない”特徴を持つ機種や、大型で高精細のディスプレイやGバイト単位の内蔵メモリを搭載するなど、高機能・多機能を特徴にする端末への人気がやはり高かった。
続いて、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の音楽ケータイ「ウォークマンケータイ W52S」とカシオ計算機製の防水ワンセグ「W52CA」が得票率9%で同列4位。ソニー・エリクソン製のジョグ+着せ替えケータイ「W53S」が6位、日立製作所製の長時間視聴ワンセグ「W52H」とパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の着せ替え+上品アルミパネル「W52P」という順位になった。
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