HERO「久利生さん、どこにいるんですか」Mobile&Movie 第275回

» 2007年09月20日 18時20分 公開
[本田亜友子,ITmedia]
作品名HERO
監督鈴木雅之
制作年・製作国2007年日本作品


 今回ご紹介する作品は、2001年に平均視聴率34.3%を記録した人気テレビドラマの映画化『HERO』。木村拓哉扮する型破りな検事、久利生が使っている携帯電話は、ドコモの「F704i」です。以下、内容に触れますので、これから見る予定の方はご注意下さい。

 東京を離れ、沖縄、北海道、山口に赴任していた検事の久利生(木村拓哉)が、6年ぶりに東京地検城西支部に戻ってきました。相変わらず久利生は、ネルシャツとジーンズを着こなし、テレビショッピングをこよなく愛するという、検事らしからぬ型破りなスタイル。そんな久利生を、城西支部の仲間たちはかつてのように、ほどよい距離感で暖かく迎えます。

 しかし、久利生の担当事務官・雨宮(松たか子)だけは、久利生に対して素っ気ない態度を貫きます。周囲にもピリピリしたムードを漂わせて、それは不自然なほど。それでも、仕事では再びペアを組んで、ある傷害致死事件の裁判に挑むことになります。

 東京に戻って初めて担当するこの傷害致死事件は、すでに容疑者が犯行を認めており、スムーズに進む裁判だと思われていました。しかし、いざ裁判となって現われたのが、元検事で最も優秀な弁護士と言われている蒲生(松本幸四郎)。さらに、一度は犯行を自供した容疑者が一転、無罪を主張し始めたのです。思いがけない展開に驚く久利生。蒲生は、無罪獲得数日本一の異名を持つ弁護士で、久利生の出す証拠を巧みに覆し、たちまち容疑者を取り巻く状況は変わってしまったのでした。

 後に、事件の背後には大物政治家(森田一義)のスキャンダルが潜んでいることを、久利生たちは知ります。容疑者が犯人とあっては政治家のアリバイを証明できず、矛盾が生じてしまうのです。そこでその矛盾を埋め合わせ、無罪を勝ち取るために、蒲生が容疑者の弁護士として送り込まれて来たのでした。蒲生という強敵を前に、久利生は雨宮を置いて、ひとり捜査に没頭します。

 「久利生さん、どこにいるんですか?」

 雨宮は久利生の携帯電話に連絡を入れますが

 「うん、別に。今から、現場に行ってみるから」

 と久利生はマイペース。現場で、容疑者が乗っていた車が、重要な手掛かりになることを見極めると、その車を探しにスクラップ工場から韓国まで乗り込んでいきます。意地を張りながらも久利生に付き添い、懸命に捜査を続ける雨宮。韓国では、エリート検事カン(イ・ビョンホン)に協力を依頼しますが、なかなかうまく事は運びません。

 日本に戻って来た久利生は再び法廷で、蒲生と対決。傷害致死事件の真相は解明できるのでしょうか? 大物政治家のスキャンダルが絡んだ裁判の行方は? 犯人のアリバイを証明する決定的な証拠は、携帯電話からもたらされます。

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