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» 2008年01月12日 02時27分 UPDATE

ファーストインプレッション:「WINシングル定額」都心部夜間の通信速度はどれくらい?

KDDIがEV-DO Rev.A方式を採用した定額のPC向けデータ通信サービス「WINシングル定額」を開始したので、都心で通信速度を測定してみた。結果は、下り643.7kbps/上り205.8kbpsにとどまった。

[安達崇徳,ITmedia]
ta_w05k.jpg ノートPCに取り付けた「W05K」

 KDDIは2007年12月22日、EV-DO Rev.A方式を採用した定額のPC向けデータ通信サービス「WINシングル定額」を開始した。CFタイプのデータ通信カード「W05K」がこのサービス対応にしており、対応エリア内では下り最大3.1Mbps/上り最大1.8Mbpsでの通信ができる。

 WINシングル定額は、「ダブル定額」のような、上限価格が設定されているPC向けデータ通信サービスだ。フルサポートコースでは基本料金が月額3150円で、通信料は0.0525円/パケット、上限は6930円。シンプルコースに音声端末とのセット契約の割引を加えると、基本料金は月額1890円、上限5670円で利用可能だ。

 そこで、実際にどれくらいの通信速度が出るか試してみた。測定は東京丸の内の編集部で1月9日20時ごろに「speed.rbbtoday.com」を利用して実施。10回の測定結果を平均したところ、下りは643.7kbps、上りは205.8kbpsにとどまった。下りは500kbpsから1000kbps程度、上りは最大で728kbpsを記録したものの、100kbpsを切ることも多い。

回数 下り 上り
1 568kbps 414kbps
2 1010kbps 34kbps
3 946kbps 232kbps
4 485kbps 34kbps
5 560kbps 36kbps
6 596kbps 36kbps
7 584kbps 479kbps
8 480kbps 33kbps
9 460kbps 32kbps
10 748kbps 728kbps
平均 643.7kbps 205.8kbps

 WINシングル定額は、周囲の回線状況により通信速度が制限される場合がある。測定を行った編集部の周辺はオフィス街であり、回線が混雑していることが予想され、下りの通信速度が643.7kbpsにとどまったのもこのあたりに原因があったと考えられる。

 なお参考までに、同一条件で、イー・モバイルのデータ通信カード「D01NX」(下り最大3.6Mbps/上り最大384kbps)でもテストしてみた。その結果、下りは1109.7kbps/上りは331.2kbpsとなった。

回数 下り 上り
1 1200kbps 362kbps
2 1160kbps 363kbps
3 894kbps 350kbps
4 1460kbps 86kbps
5 1260kbps 358kbps
6 1180kbps 365kbps
7 1040kbps 340kbps
8 1090kbps 363kbps
9 1240kbps 356kbps
10 573kbps 369kbps
平均 1109.7kbps 331.2kbps

 もちろん、時間や場所によって条件は大きく変わるので、今回のテストの結果だけをもってW05Kの性能を語るわけにはいかないが、時と場合によっては思ったほど速度が出ないこともあるようだ。

 また、今回の結果を見る限りでは、通信速度についてはイー・モバイルのD01NXに勝てなかったW05Kだが、圧倒的な優位点がある。それはエリアだ。auの人口カバー率は100%に限りなく近く、たいていの場所で使えるというメリットがある。イー・モバイルでは圏外であることが多い地下鉄のホームや地下街でも利用できるのが心強い。

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