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» 2008年02月12日 15時14分 UPDATE

Mobile World Congress 2008:日本発売モデルの後継機が続々登場――Nokiaブース

Mobile World Congress 2008のNokiaブースには、日本に登場したNokia端末の後継にあたる新機種がお目見えした。「X02NK」「705NK」「NM705i」の進化系ともいえる、これらの端末をチェックした。

[山根康宏,ITmedia]
Photo Mobile World CongressのNokia

 Nokiaがスペイン・バルセロナで開催中のMobile World Congressで新モデル4機種を発表した。いずれもSymbian OS/S60プラットフォームを採用したスマートフォン製品で、4製品すべてがHSDPAに対応し、GPSを内蔵している。

DVB-H対応のマルチメディアデバイス――「Nokia N96」

 Nokia N96は、メディア再生やインターネットアクセス機能に優れたデュアルスライドモデルで「Nseries」の最上位機種。ソフトバンクモバイルが2008年の春モデルとして発表した「X02NK(Nokia N95)」の後継機種に位置づけられ、N95のマイナーチェンジ版として登場した「N95-8GB」の機能を強化。モバイルテレビの搭載やFlash Lite3/Flash Videoへの対応により、動画機能を充実させた。

 N95とN96を比較すると、ディスプレイサイズが2.8インチに(N95は2.6インチ)、内蔵メモリは16Gバイトとなり、外部メモリとしてmicorSDを利用できる(N95は160Mバイト+microSD、N95-8GBは内蔵8Gバイトのみ)。またカメラ機能は、カールツァイス製5Mピクセルというスペックは変わらないものの、レンズの周りのフレームを引き上げることで卓上スタンドとして利用できる。フラッシュはデュアルLEDとなり、ビデオ撮影時には補助ライトとして点灯させることも可能だ。その他の主な機能は、GPS、Bluetooth 2.0、3.5ミリステレオヘッドフォンジャック、microUSB端子、テレビ出力機能など。DVB-H方式のモバイルテレビにも対応している。

 デュアルスライド機構はN95と同等で、ディスプレイ側を上にスライドさせるとダイヤルキー、下にスライドさせるとマルチメディアプレーヤー用のコントロールキーが現れ、下にスライドさせると画面が横表示に切り替わる仕組みも踏襲している。なおこのキーは、N95のフィルム状のものから4つのキーが独立したクリック感のあるキーに変更されている。また新たにこのコントロールキーの2つをA、Bボタンとしてゲームのコントロールキーとして利用することも可能になったという(ただし対応するゲームのみ)。

 画面を縦に表示した時にもメディア機能を使いやすくするために、十字キーの周りにもマルチメディアプレーヤーキーが配置された。ふだんは消えているバックライトが、音楽再生時などに点灯し、各キーが表示される。

 対応するネットワークはW-CDMA 900/2100MHz、GSM 850/900/1800/1900MHz。パケット通信はHSDPA/EDGE/GPRSに対応し、無線LANも搭載している。発売は今年第3四半期の予定で予想価格は550ユーロとのこと。

sa_nokia_n96_1.jpgPhoto デュアルスライド機構を採用するNokia N96。十字キー周りにもマルチメディア系のコントロールキーが追加された

sa_nokia_n96_3.jpgPhoto 背面にはカールツアイス製の5メガピクセルカメラを搭載。レンズ周りのフレームを起こすと本体を机上に置いたときのスタンド代わりとなる

Photo N95(左)と比較すると若干サイズが大型化している。またシルバーを基調としたN95に比べ、N96はつやのある黒色基調のボディとなっているため、よりメディアプレーヤー風の外観となっている

音楽とGPS機能を強化したデザインモデル、Nokia N78

 Nokia N78はNseriesの普及モデルに位置づけられるストレート端末だ。ソフトバンクモバイルから発売された「705NK」のベースモデル「Nokia N73」とほぼ同等のサイズながら、HSDPAや無線LAN、GPSなど機能が大幅に強化されている。待ち受け状態ではディスプレイ表示とダイヤルキーのバックライトが消灯し、全体が黒1色のモノトーン状になる。十字キーの内側にはLEDが装備され、待ち受け時に不在着信やメッセージが届くと、ライトがほんのりと点灯して通知する。この十字方向キーは「ホイールナビ」機能を搭載しており、表面を指でなぞることで画面のカーソルを移動させられる。

 音楽機能で強化されたのは、FMトランスミッター機能の搭載。ミュージックプレーヤーを起動すると出力先としてFMラジオを選択でき、カーステレオやAVコンポで端末内の音楽を楽しめる。FM周波数は88.1〜107.9MHzの間で調整可能だ。またA2DP対応のBluetooth 2.0を搭載しており、各種Bluetoothヘッドセットやスピーカーも利用できる。内蔵メモリは70Mバイトが用意され、外部メモリとしてmicroSDを利用できる。

 内蔵GPSは、写真撮影時に自動的にGPSの位置情報(GPSタグ)を挿入することができる。例えば写真撮影後すぐにインターネット上のアルバムサービスにアップロードし、即座に写真を地図上で表示するといったことも可能だ。なお、GPSのタグ挿入にはGPS衛生の電波を捕捉する必要があるため、屋外で写真を撮影したときのみ位置情報が記録されるとのことだ。

 対応ネットワークはW-CDMA 900/2100MHz、GSM 850/900/1800/1900MHz、パケット通信はHSDPA/EDGE/GPRSに対応し、無線LANも搭載する。発売は2008年第2四半期を予定しており、価格は350ユーロになる見込みだ。

sa_nokia_n78_1.jpgPhoto ストレート形状のNokia N78。全体のデザインはN96に通じるところがある。背面にはカールツァイス製3.2Mピクセルカメラを搭載

sa_nokia_n78_3.jpgPhoto 待ち受け時はディスプレイとダイヤルキーのバックライトをオフにできる。十字キーの内側のライトは不在着信やメッセージがあると点灯する。またこの十字方向キーの表面を親指などでなぞることでジョグホイールのようにも利用できる

sa_nokia_n78_5.jpgPhoto N78はFMトランスミッターを内蔵しているため、手軽にFMラジオを利用して音楽を聞くことができる

手軽にナビゲーションを利用できるNokia 6210 navigator

 Nokia 6210 Navigatorは名前の示すとおり、ナビゲーション機能を強化した端末だ。ダイヤルキー下部のブルーの星型のキーは「ナビゲーションアクセスキー」と名付けられ、これを押すことで即座に地図ソフトが起動する。なお、GPSソフトは最新のNokia Maps 2.0が内蔵されているとのことだ。ナビゲーション中はこの星型のキーが点滅し、GPSを捕捉しているかどうかが分かるという。6210 Navigatorには電子コンパスが内蔵され、端末を水平にすると、常に東西南北の正しい向きで地図が表示される。この電子コンパスは専用チップが搭載されているとのことだ。

 対応するシステムは発売国ごとにW-CDMA 900/2100MHz、850/2100MHz、850/1900MHzの3タイプが用意される。GSMは共通で900/2100MHzとGSM 850/900/1800/1900MHz、パケット通信はHSDPA/EDGEに対応する。発売は今年第3四半期で価格は300ユーロ前後になる見込み。

sa_nokia_6210navi_1.jpgPhoto スライド式のNokia 6210 Navigator。ダイヤルキー下の青いボタンがナビゲーション専用キーだ。背面には3メガピクセルカメラを搭載する

Photo ナビゲーション用には発表されたばかりの最新アプリケーション、Nokia Maps 2.0を内蔵する。また電子コンパス搭載により常に東西南北を正しく表示できる

カールツァイスレンズの5Mカメラ搭載のシンプル端末――Nokia 6220 Classic

 Nokia 6220 Classicはコンパクトなストレート型端末で、カメラ機能を大幅に強化した端末だ。NTTドコモからまもなく発売される「NM705i」のベースモデル「Nokia 6120 Classic」とほぼ同等のコンパクトなボディに、カールツァイス製レンズを採用した5Mピクセルカメラとキセノンフラッシュを搭載。N96やN95と同等の高画質な写真を撮影でき、ビデオもVGA画質で30fpsの録画に対応するなど本格的な静止画/動画撮影が可能だ。GPSも内蔵しており、N78と同様、GPSがオンの時に写真を撮影すると自動的にGPSタグが挿入される。本体側面には6120 Navigator同様の星型のナビゲーションアクセスキーも搭載している。

 W-CDMA 900/2100MHzとGSM 850/900/1800/1900MHzに対応し、パケット通信はHSDPAとEDGE対応。2008年第3四半期にリリース予定で、価格は325ユーロ前後になる見込みだ。

Photo シンプルなスリムスタイルのNokia 6220 Classic
Photo カールツァイスレンズを採用した5Mピクセルカメラとキセノンフラッシュを搭載するなど小型端末ながら機能に妥協はない。GPSも内蔵し、側面に専用キーを備える

外付けタイプのDVB-Hチューナー、SU-33W

 今回の発表で注目すべきは、外付けのモバイルテレビチューナーユニット「SU-33W」だ。DVB-H方式に対応し、携帯電話とはBlueotothで接続する。対応機種は現時点ではNokia N73のみ。専用アプリケーションは必要とせず、N73のファームウェアをアップデートすることでSU-33Wを利用可能になるという。今後対応機種が増えれば、DVB-H非対応の端末でもこのユニットを利用してモバイルテレビの視聴が可能になるわけだ。

Photo 外付けのDVB-Hチューナー「SU-33W」。対応機種は現時点ではN73のみでBluetoothで接続する

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