写真で解説する「WILLCOM 9」(外観編)

» 2008年07月03日 19時29分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
photo 「WILLCOM 9」。カラーはブラックとシルバーの2色

 ウィルコムの「WILLCOM 9」(WS018KE)は、“必要最低限の機能”と“ミニマルなデザイン”という、「9(nine)」「9(nine)+」のコンセプトを引き継いだ折りたたみ型のケーイーエス製W-SIM端末。サイズは43(幅)×80.4(高さ)×19.4(厚さ)ミリ、重さ約82グラム(W-SIM除く)と非常にコンパクトかつ軽量なのが特徴だ。

 メインディスプレイは2インチの240×320ピクセル表示対応TFT液晶を採用。9(nine)では非搭載だったカメラ(約130万画素)機能やJava、デコラティブメールに対応するほか、9(nine)+でサポートされた赤外線ポートも搭載する。また新サービスの「ウィルコム ガジェット」が利用できる。ブラウザはタブ表示が可能なNetFront製のフルブラウザを搭載、日本語入力システムはAdvanced Wnn 1.31を利用する。CPUには「ARM9の約2倍の処理速度を持つ」(ウィルコム)という高性能CPU「ARM11」を採用した。

 折りたたみ型のW-SIM端末はバンダイの「キッズケータイpapipo!」があるが、メインターゲットは7〜12歳の小学生でサービスも限定されるなど一般向きではない。そのためWILLCOM 9は、一般向けでは初の折りたたみ型W-SIM端末と言える。

photophoto 端末の背面(写真=左)と裏面(写真=右)。背面にはサブディスプレイなどなく、ウィルコムのロゴがあるのみ。裏面にはカメラがあるが、とにかくシンプル

photophoto 端末を開いたところ(写真=左)。ディスプレイは240×320ピクセル表示の2インチ液晶だが、ボディも小さいので小さく見えない。9(nine)で円状だったダイヤルキーは四角形になり大型化。ボディ端ギリギリのスペースまで使っており、押しやすい

photophoto 左側面には、外部スピーカーと赤外線ポート、卓上ホルダ用の充電端子がある(写真=左)。右側面には通知用ランプとストラップホールがある(写真=右)

photophoto 端末の先端部(写真=左)とヒンジ部(写真=右)

photophotophoto W-SIMスロットはディスプレイ側ボディの先端に配置。製品には赤耳の「RX420AL」が付属する(写真=左)。ダイヤルキー側ボディの底面には、平形ヘッドフォン端子と外部接続端子を用意。USB変換ケーブルを使った、USB充電やPC接続が可能(外部モデムとしては利用できない)(写真=中央)。電池パックの容量は650ミリアンペア。連続通話は約5時間で、連続待受時間は約450時間

photophotophotophoto ヒンジは、開閉がスムーズに行え、開いた外観がすっきりと見えるダブルヒンジを採用した

photophotophoto 付属の卓上ホルダは横置きタイプで、端末のボディカラーにかかわらず黒が付属する

photophotophoto 9(nine)との比較。なお、9(nine)+も引き続き販売される

photophoto WILLCOM 9のミニチュアブックのようなボディデザインに合わせてか、パッケージも辞典っぽいデザイン

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