ウィルコムの「WILLCOM 9」(WS018KE)は、“必要最低限の機能”と“ミニマルなデザイン”という、「9(nine)」「9(nine)+」のコンセプトを引き継いだ折りたたみ型のケーイーエス製W-SIM端末。サイズは43(幅)×80.4(高さ)×19.4(厚さ)ミリ、重さ約82グラム(W-SIM除く)と非常にコンパクトかつ軽量なのが特徴だ。
メインディスプレイは2インチの240×320ピクセル表示対応TFT液晶を採用。9(nine)では非搭載だったカメラ(約130万画素)機能やJava、デコラティブメールに対応するほか、9(nine)+でサポートされた赤外線ポートも搭載する。また新サービスの「ウィルコム ガジェット」が利用できる。ブラウザはタブ表示が可能なNetFront製のフルブラウザを搭載、日本語入力システムはAdvanced Wnn 1.31を利用する。CPUには「ARM9の約2倍の処理速度を持つ」(ウィルコム)という高性能CPU「ARM11」を採用した。
折りたたみ型のW-SIM端末はバンダイの「キッズケータイpapipo!」があるが、メインターゲットは7〜12歳の小学生でサービスも限定されるなど一般向きではない。そのためWILLCOM 9は、一般向けでは初の折りたたみ型W-SIM端末と言える。
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