インタビュー
» 2008年08月20日 20時47分 UPDATE

開発陣に聞く「MIRROR II 824P」:“キラキラ”の魔力、「ドレスアップした夜」のハロゲンランプの下で──「MIRROR II 824P」 (1/2)

ミラーパネルで注目を集めたソフトバンクモバイルの“MIRROR”シリーズ第2弾が「MIRROR II 824P」。その中身は前モデルからどう進化したのか、ミラーパネルに立体的なカットラインを施した“キラキラ”の表現に込めた意図は。パナソニック モバイルの開発チームに聞いた。

[太田百合子,ITmedia]
photo MIRROR II 824P

 見る角度によってさまざまな表情に変化する“MIRROR”シリーズの第2弾、それがパナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「MIRROR II 824P」。前モデル「MIRROR 821P」(2007年秋冬モデル)の鏡面パネルを継承しながら、ワンセグや3インチフルワイドディスプレイ、おサイフケータイ(S!FeliCa)など、機能も充実して進化した。

 手にするたびに心を晴れやかにし、見る人を魅了する美しいミラーの“キラキラ”デザイン。「前モデルに寄せられた声で最も多かったこと。それが機能面への不満だった」という前モデルの反省をふまえて誕生したMIRROR II 824Pはどんな端末なのだろうか。開発チームに話を聞いた。


photo 「MIRROR II 824P」開発チーム。ソフトウエア開発担当の横田裕氏、商品企画担当の井端勇介氏、プロジェクトマネージャーの渡邊聡氏、機構開発担当の近藤公氏、取説設計担当の下村真理氏

デザインとスペック、どちらも満足してもらえる端末にしたい

photo カラーはミッドナイトパープル、クリスタルシルバー、ディープピンク、シャンパンゴールド、ルビーレッドの全5色

 昨今のユーザーの声にどう応えるか、そして肥えた目のユーザーはどんな端末を望むのか──。この議論の末、“もはやワンセグとおサイフケータイは当たり前の機能である”という結論に行き着いた。前モデルのMIRROR 821Pはデザインへの評価は高かったものの、ワンセグやおサイフケータイを備えないミドルクラスの端末だった。そのため、購入時にデザインと機能のどちらを選ぶか悩むユーザーが多かったという。

 「ハイエンドモデルはワンセグとおサイフケータイ機能が必須、ミドルレンジモデルでももはや当たり前になってきています。例えば、これから2年間ケータイ使うと考えるとなおさらです」(商品企画担当の井端勇介氏 以下、井端氏)

 さらにワンセグを搭載するにあたり、パナソニックとして「画面の“大きさ”と“きれいさ”という分かりやすい訴求ポイントをしっかり打ち出したかった」と井端氏。“モバイルPEAKSプロセッサー”を軸にする高画質化技術と3インチのフルワイドディスプレイを採用し、さらにワンセグアンテナも内蔵させた。

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 「通信用アンテナの内蔵化が当たり前になったように、ワンセグアンテナもこれからは内蔵型が当たり前になることでしょう。当たり前になってから採用しても遅すぎますので、“P”端末は2008年夏モデルの全機種でワンセグアンテナを内蔵させました。このことは外観のデザイン性をさらに高める効果にもつながります」(プロジェクトマネージャーの渡邊聡氏、以下渡邊氏)

 内蔵ワンセグアンテナに加えて、ディスプレイを3インチ(前機種のMIRROR 821Pは2.8インチ)に大型化しながら、幅を50ミリから49.2ミリに薄くした。このほか、特徴的な鏡面パネルに“カッティングミラーデザイン”と呼ぶ宝石のようなカットデザインを施し、(クリスタルシルバー以外のカラーで)見る角度により色が微妙に変化していく演出を盛り込んだ。

 「すーっと伸びるカッティングラインを加えることで、もう一歩踏み込んだ美しさを表現できました」(井端氏)

 「色の変化は、屈折率の異なる膜を多層コートする多層膜蒸着という工法で実現しました。ここにカッティングラインも加えることで、さらに立体的に色の変化を楽しんでいただけるようようになったと思います」(機構開発担当の近藤公氏 以下、近藤氏)


photophoto ミラーパネルに立体的なカットラインが、都度異なる表情を見せる。右は前モデルのMIRROR 821P
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