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» 2008年09月06日 09時00分 UPDATE

“女王様”山田優は「PRADA Phone」:ドラマで使われるケータイたち 2008年夏──ドコモ編 (1/2)

9月に入り、7月から始まった夏クールの各ドラマが終盤に突入し、そろそろ結末へ向けて盛り上がってきた。そんなドラマで活躍するケータイをチェックする恒例の「ドラマで使われるケータイたち」。2008年の夏は、どんなモデルが使われているのだろうか。

[青山祐介,ITmedia]

 地上波の21時台から23時台といえば、各局が力の入った連続ドラマを投入し、視聴率争いを繰り広げる時間帯。連続ドラマは、1月、4月、7月、10月を境におよそ3カ月(1クール)ごとの番組改編があるため、9月に入って物語は終盤にかかっており、目が離せなくなってきている。

 こうしたドラマでは、今や人々の生活とは切っても切り離せないケータイの登場するシーンが随所に織り込まれている。特に、家族、恋人、友人といった人と人を結びつけるシーンにおいては、電話やメールがコミュニケーションのツールとして頻繁に使われる。現代を題材にしたドラマの中でケータイは、それなしでは成り立たないといっても過言ではないほど重要なアイテムとなっている。

 現在、関東地区の21時台から23時台に放映されているドラマは16本。そして、このうち14本の番組のスポンサーに携帯電話キャリアが入っている。視聴率の高いこうしたドラマにスポンサードして番組の合間にCMを流すだけでなく、番組内でも登場人物に自社のケータイを使ってもらうことで(専門的にはプロダクトプレイスメントという)、より効果的に訴求をしようというのが狙い。今クールでは、ドコモが7本、au(KDDI)が5本、そしてソフトバンクモバイルが2本のドラマにスポンサーとして名を連ねる。

ドコモのケータイは906iシリーズのSOとSHが人気

 ドコモが提供するドラマで活躍するケータイは、主に2008年夏モデルとして5月27日に発表した「906iシリーズ」が中心だ。一部のドラマについては、ドコモが開設しているWebページ「テレビドラマ使用ケータイ」で、登場人物の名前と使用機種が公開されているので、興味があればぜひチェックしてみてほしい。

 さて、公開情報と合わせて実際に番組を視聴して確認したところ、今クールで多く使われていたのは、シャープ製の「SH906i」とソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「SO906i」、それにNEC製の「N906iμ」、富士通製の「F906i」の4モデルだった。これらのケータイは多くの登場人物が劇中で使っていた。

PhotoPhoto 2008年夏クールでは、シャープのSH906iとソニー・エリクソンのSO906iが人気だった。

 この「ドラマで使われるケータイたち」企画で毎回多数の利用シーンが見られ、人気が高いシャープのSH906iは、BlueとWhiteが多く登場する。Blueは主に男性が使っており、「Tomorrow」の竹野内豊、「正義の味方」の本郷奏多らのケータイとして登場。一方Whiteは女性ばかりで、「打撃天使ルリ」の菊川怜、「正義の味方」の滝沢沙織、「ヤスコとケンジ」の櫻井淳子らが使っている。「シバトラ」の藤木直人はBlackを使っていた。

 今回、SH906iと並んで多数使われているのが、ソニー・エリクソン製のSO906iだ。これまで同社のケータイはドラマに登場する回数が多くなかったが、今回は強い存在感を見せている。特にCosmic BlackとMirage Pinkが人気だ。主役クラスでは来年のNHK朝の連続ドラマに主演が決まっている「ヤスコとケンジ」の多部未華子や「Tomorrow」の菅野美穂などが、実際にケータイを使うシーンで何度もSO906iが登場。特に多部未華子は女子高校生役で、憧れの同級生にメールを送ったり電話をしたりと、劇中でケータイが大活躍しており、露出も多い。

 このほか、準主役クラスとして「シバトラ」の真矢みき、「正義の味方」の田中好子と佐野史朗、「Tomorrow」の陣内孝則らがSO906iを使用している。特に田中好子と佐野史朗は夫婦役を演じており、夫婦で一緒に機種変更したのではないかと想像できたりもする。

 F906iはその柔らかなデザインのためか、「正義の味方」の志田未来や「ヤスコとケンジ」の広末涼子という主役級の女性のケータイに設定されているのが特徴。志田未来は、山田優演じる姉の奴隷のような妹というキャラクターで、いつも姉からの理不尽な命令をこのF906iで受けていた。このほか「Tomorrow」の黒川智花や「打撃天使ルリ」の中山恵がミラーレッドを使用。

PhotoPhoto 富士通のF906iもユーザーが多かった。薄型で人気の高いN906iμは、しっかりSamantha Thavasaモデルも登場していた

 また、KDDIが撮影協力に入っている月曜21時台の「太陽と海の教室」に高校生役で出演している大政絢は、以前ドコモがスポンサードしていたBS-i(TBS系列)のドラマ「ケータイ刑事」で、主役としてF90xiシリーズを使っていたためか、「太陽と海の教室」ではF906iのミラーブラックを使っていた。

 「P906i」を使っていた俳優は意外と少なく、主役級では「シバトラ」の小池徹平くらい。そのほかでは「正義の味方」の中村静香、「打撃天使ルリ」の池田努が持っていた。

706iシリーズが少ない一方、旧モデルが多数登場

 こうした906iシリーズの活躍に対して、同時期に発表された706iシリーズの登場は控えめだ。発売時期が6月初旬と早かった906iシリーズは多く画面に登場していたが、6月下旬から7月にかけて発売された706iシリーズは、さすがに採用が間に合わなかったようだ。ごくわずかではあるが、「打撃天使ルリ」の遠藤雄弥と木内晶子が「F706i」を使用していた程度だった。

Photo 706iシリーズは、比較的発売が早かった富士通のF706iが登場していた程度

 一方、最新機種とは対照的に古いモデルが活躍しているのも今クールの特徴だ。ドコモのWebサイトでも詳細が紹介されている「恋空」で使われているのは、主に2006年春から秋冬に登場した702i703i903iシリーズ。これは原作が2006年秋に書籍化されたことに合わせた演出なのかもしれない。

 携帯電話キャリアがスポンサーに入っていない、テレビ朝日系列で金曜夜9時台に放送中の「ロト6で3億2千万円当てた男」では、豊原功補が当初「F903i」のNeroと思われるモデルを使っているシーンが確認できた。ただし、その後機種変更(?)したようで、クール後半では「SO905i」と思われる機種を使っている。

 また個性的なモデルでは、「正義の味方」の山田優が「PRADA Phone by LG」を使っている点に注目だ。さすが女王様キャラだけあって、持っているケータイもゴージャスな雰囲気を漂わせるモデルであった。劇中ではこのケータイで何度も“奴隷”設定の妹役、志田未来に電話していた。

Photo LG電子のPRADA Phone by LG

 なお前述のとおり、「太陽と海の教室」はKDDIが撮影協力に入っているが、北乃きいは以前NTTドコモ東海のCMに出ていた関係か「N705iμ」と思われるモデルを使っている。

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