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» 2008年09月24日 11時00分 UPDATE

松村太郎のiPhone生活:ユーティリティ:第5回 無線LANの電波を手に入れろ!――「WiFiFoFum」

第5回目は、無線LANアクセスポイントをグラフィカルに表示してくれるアプリ「WiFiFoFum」を紹介する。外出先でもiPhone 3Gのパケット通信量を極力抑えたい人は、積極的にこのアプリを活用して接続先を探し出すといいだろう。

[松村太郎,ITmedia]

 第5回目に入った「iPhone生活」の連載。今週は中休みもあったので、ちょっと肩の力が抜けたアプリをご紹介。今回は「WiFiFoFum」をピックアップした。このアプリは無線LANのアクセスポイントをスキャンして、電波強度を示してくれる“だけ”のアプリである。

 さて、そのWiFiFoFumの紹介の前に、まず今週末のイベントを告知しておきたい。

 この連載でも紹介し続けているiPhone 3GiPod touch向けアプリに興味を持っている方にとってはマストなイベント「第4回 DEMOsa」が9月27日14時から開催予定だ。会場は東京ミッドタウンのインターナショナル・デザイン・リエゾンセンター。今回はiPhone向けのアプリやWebの制作者が集い、10分間のプレゼン大会を展開する。

 僕の大学の先輩が作った「Pocket Guitar」を始め、「Newtronica」「MODIPHI」「Progressive Clock」「iRetroPhone」「セカイカメラ」など、これから紹介していきたいアプリの制作者の方がプレゼンに立つ予定。注目のラインアップがそろった迫力のプレゼンの場を、ぜひ共有したい。

 では今回のアプリ「WiFiFoFum」を紹介しよう。App Storeでは、350円で販売されている。このアプリをダウンロードするときに、筆者は昔使っていたとあるガジェットを思い出した。

 そのガジェットはKensingtonの「Wi-Fi Finder」である。2003年ごろに手に入れただろうか。ちょうどクレジットカードか、自動車のセキュリティ操作をするようなサイズの板状のモノだ。中央に大きなボタンがあり、右には3つのLEDを備えている。このボタンを押すと、周囲の無線LANの電波をチェックしてインジケータで表示してくれる、という動作をする。

 ちなみに最近は「Wi-Fi Finder Plus」という新製品が出ている(詳細はこちら)。当時はIEEE802.11bのみに対応していたが、最新版ではIEEE802.11gにも対応し、同じ2.4GHz帯を使うBluetoothと分けて表示する。そしてインジケータのLEDも3つから5つに増えた。キーホルダー型で、ちょっとサイバーなアクセサリとしておもしろい。

 とはいっても、せっかくなら無線LANを使うiPhone 3Gそのもので無線LANの電波を探せたら、と思うのは当然の心理。iPhone 3Gの「Wi-Fi設定」でも近隣のアクセスポイント名と電波の強さを表示することはできるが、より強くて安定している電波を見つけたければ、このWiFiFoFumを使うといい。ちなみにこのアプリは、以前からWindows Mobile向けのアプリとしても提供されてきた。

 無線LANをオンにしてこのアプリを立ち上げると、「Network」モードでは、周囲にあるアクセスポイントがリストアップされる。このとき、その電波の強さが数字で表示される。また「Radar」のモードでは、ドラゴンレーダー風のインタフェースになり、電波の強いアクセスポイントがに近い位置に配置される。ちなみに方角は関係ない。表示は「△」がフリーの、「▲」がWEP有りのアクセスポイントとなる。

 パケット代を極力抑えたいiPhone 3GユーザーやiPod touchのユーザーは、△マークを探していくことで、高速なインターネット接続を街中でも楽しむことができるようになる。また公衆無線LANサービスを契約している人なら、iPhone 3Gで接続先を探し、腰を据えてノートPCを広げる、といった活用もできるだろう。

 実用的なアプリではあるが、ドラゴンレーダーチックなインタフェースは楽しさも提供してくれる。ホットスポットをドラゴンボールのごとく探しながら歩くと、もしかしたら新しいお気に入りのカフェが見つかるかもしれない。あるいは通勤や通学圏内で線のように見つけておけば、快適なiPhone生活が送れるのではないかと思う。

 欲を言えば、ボタンを押すときの“例の音”が出てくれると最高なんだけれども。

PhotoPhotoPhoto 「WiFiFoFum」の画面。立ち上げると「Network」モードで周辺のアクセスポイントを表示。「Radar」モードに切り替えると、電波の強いアクセスポイントを中央に近く表示してくれる。ちなみに方角は関係ないので、その方向にアクセスポイントがあるというわけではない

プロフィール:松村太郎

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東京、渋谷に生まれ、現在も東京で生活をしているジャーナル・コラムニスト、クリエイティブ・プランナー、DJ(クラブ、MC)。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。1997年頃より、コンピュータがある生活、ネットワーク、メディアなどを含む情報技術に興味を持つ。これらを研究するため、慶應義塾大学環境情報学部卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。大学・大学院時代から通じて、小檜山賢二研究室にて、ライフスタイルとパーソナルメディア(ウェブ/モバイル)の関係性について追求している。


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