携帯向け音楽配信サービス、重視するのは“料金”より“音質”

» 2008年11月14日 17時08分 公開
[ITmedia]

 MMD研究所は11月11日、携帯電話向け音楽配信サービスの利用実態に関する調査結果を発表した。調査は10月17日から同20日まで、オウケイノーツが運営する「みんなの恋愛相談」など計10社、モバイル11サイトの協力を得て実施したもので、有効回答数は3012人。

 携帯電話に内蔵された音楽プレーヤーの利用経験者を対象に、家以外の場所で音楽を聴く際に何を使うかを聞いたところ、男性では51.4%が「携帯電話」、18.9%が「デジタルオーディオプレーヤー」と回答。女性では「携帯電話」が53.8%、「デジタルオーディオプレーヤー」が16.2%となった。

 有料の音楽配信サイトに登録している人を対象に1カ月に利用する金額を聞くと、男性では「500円〜999円」が28.4%と最も多く、次いで「300円〜499円」が24.2%、18.4%が「1000円〜1999円」と回答。女性では「300円〜499円」が36.7%で最多となり、以下は「500円〜999円」が21.2%、「1000円〜1999円」が14.6%と並んだ。

 有料音楽ダウンロードサイト、音楽共有・交換サイトの利用経験者に、登録している音楽配信サイトを利用するようになったきっかけを聞くと、「簡単にダウンロードできるから」が28.6%、「携帯電話で音楽を聞きたいから」が20.9%となった。月にダウンロードする曲数については、「月に1〜4曲」が77.3%、「月に5〜9曲」が16.2%だった。

 ダウンロードする際に重視するのは「音質」が39.2%と最も多く、次いで「料金」が32.6%、「ジャンル」が16.1%という結果となった。携帯電話に入っている曲数は「50曲以上」が28.5%と最多。「30〜40曲」が23.5%、「11〜20曲」が28.1%、「1〜10曲」が19.9%だった。

 なお、有料音楽ダウンロードサイト、音楽共有・交換サイト未利用経験者に携帯電話で音楽をダウンロードしない理由を聞いたところ、「料金が高いから」が64.7%で最多となり、以下、「携帯電話以外のオーディオプレーヤーで聞いているから」が38.6%、「コピー・転送ができないから」が31.2%となった。

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