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» 2008年12月11日 19時16分 UPDATE

荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:大画面のタッチパネルと快適操作、撮ることそのものが“超楽しい”カメラ──「FULLTOUCH 931SH」 (1/4)

携帯最大クラスのハーフXGA 3.8インチタッチパネル液晶が特徴の「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」。カメラは5.2MのCMOSとハイエンドの他機種より少し劣るが、タッチパネルのメリットを存分に生かした操作性が秀逸。「撮るという作業そのものがとにかく楽しい」と思えたケータイカメラだった。

[荻窪圭,ITmedia]
photo 「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」(ブラック)。このほかシルバー、ピンクゴールド、レッドの全4色で展開する。ハーフXGA(480×1024ピクセル)の3.8インチディスプレイがそのまま静電容量方式のタッチパネルになっている。画面はデータフォルダ表示モード。ワイドディスプレイを生かしたUIだ

 いやあ、「AQUOSケータイ FULLTOUCH 931SH」(以下、931SH)のカメラ機能は楽しいっ。特におもしろい機能があるとか、特に高画質であるとかそういうのじゃなくて、撮るという作業がとにかく楽しいケータイである。

 ケータイのカメラってなんだかんだいってストレスが多い。1つ目は「待ち時間」のストレス。起動時間はともかく、撮影して保存して、次が撮れるようになるまでの時間が長い。AF(オートフォーカス)が遅いのは仕方ないとしても、待ち時間が長いと撮り直しがおっくうになるし、何枚も続けて撮れないわけだ。

 2つ目は「操作」のストレス。フルオートのまま“すべておまかせ”で撮れれば苦労はないが、思ったところにピントが合わない、マクロモードにしなければならない、明るさを補正したい……など、ケータイカメラはいつでもフルオートでうまくいくわけではない。


photo 裏面のレンズ部に5.2Mピクセルとある。レンズを指で触ってしまいやすいので、ときどき拭くべし

 もちろん、そこに“ひと手間かけていい写真を撮る”という楽しさもないわけでないが、ケータイカメラの利用シーンはそうでない。メニューを出したり、キーをあれこれ押さなければならないのは面倒で、時には「(モードを)〜に設定しました」などと表示され、いちいち「OK」を押さなければならなかったり、すぐに消えないだけでもストレスになる。それは分かったから、さっさと撮らせてくれ、ということである。

 でも、931SHにはそういうストレスを感じる箇所がほとんどないのだ。特に操作性が秀逸だ。タッチパネルのメリットを存分に生かした設計になっているので、キー操作を覚えなくても画面に出るアイコンを直接タッチすればいい。その「ダイレクトな感じ」が使いやすさに直結している。

タッチパネルでさくさく操作

photo 起動はカメラのアイコンをタップするだけ。起動時間もそこそこ早い

 931SHは、本体側面の「ロック」キー→画面の「ロック解除」を指でスライドさせるとキーロックを解除できる。iPhone 3Gもそうだが、この方法は自然にスマートにロックを解除できる。

 次にカメラのアイコンをタップするだけで、すぐカメラが起動する。

 タッチパネルは静電容量方式。静電容量方式のタッチパネルは、感圧式タッチパネルより触ったときの感触がよく、光の透過率が高いので一般的にきれいに表示できる傾向がある。

 さらに、本体の向きと連動してファインダーの表示も自動で切り替わる。メニューUIも縦向きと横向き、両方用意する。これは素晴らしい。なお、保存される撮影画像そのものは横位置だが、撮影時の方向がEXIF情報として記録される。EXIF対応の画像ビューワなどで表示すると、きちんと正しい向きで表示される。

 カメラを起動して構える向きを決めたら、次は「ピントを合わせたい場所」に指で触れる。すると、そこにピントが合う。これがダイレクトで大変心地よい。最近は9点AFなどを備える機種もあるが、ケータイカメラのAFの多くは「中央にピントを合わせる」仕様。このため、狙った位置にピントが合っていない写真が量産されやすかった。でも、これなら合わせたい場所を直感的に指で指示できるのだ。

photophoto ピントを合わせたいところを、このように指でタッチ。すると、そこにピントが合って緑の枠が出る。AFの位置を指定しないときは中央か顔にピントが合う
photophoto 側面のシャッターキーか、画面の右上にあるシャッターボタンをタップして撮影する
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