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» 2008年12月24日 15時30分 UPDATE

ダンディな男性俳優陣が使う「URBANO」と「W63K」:ドラマで使われるケータイたち2008年秋──au編 (1/2)

テレビドラマに登場するケータイを、公式発表データと実際に番組を視聴して調べたデータを元に紹介する「ドラマで使われるケータイたち」の2008年秋版をお届けする。KDDIは「夢をかなえるゾウ」に1社提供するなど、新たな取り組みも見られた。

[青山祐介,ITmedia]

 連日20時台から23時台に地上波テレビ放送で放送されている1時間ものドラマ。実はこうしたドラマのほとんどには携帯電話キャリアがスポンサーとしてついていて、その劇中に出演者が手にするケータイは、おのずとそのスポンサーのキャリアが提供するモデルが中心となる。

 2008年10月から始まった秋クールは、12月に入って物語も終盤を迎えている。現在、毎日20時〜23時台に放送されいている1時間もののドラマは週に17本(東京地区の場合)。このうちKDDIがスポンサードしているのは、火曜22時台の「チーム・バチスタの栄光」(フジテレビ系)、水曜21時台の「相棒」(テレビ朝日系)、木曜夜22時台の「風のガーデン」(フジテレビ系)、同じく木曜夜23時台の「夢をかなえるゾウ」の4本だ。

 夏クールまでは木曜21時台のTBSとテレビ朝日のドラマ2本にもスポンサーとして名を連ねていたが、今クールの同枠「渡る世間は鬼ばかり」(TBS系)と「小児救命」では、KDDIはスポンサーになっていない。その一方で、新たに木曜夜23時台に新しいドラマ枠として登場した「夢をかなえるゾウ」は、KDDIが1社で提供している。

 KDDIがスポンサードするドラマで使われているケータイは、KDDIのWebサイトにある「アドギャラリー」(外部リンク)の「TVドラマ」コーナーで紹介されている。前回のドコモ編に引き続き今回もこの情報を元に実際にドラマを視聴して使われているケータイをチェックしてみた。

ダンディな男性俳優陣が使う「URBANO」と「W63K」

 前クールに比べてスポンサーするドラマの本数が減ったこともあり、KDDIのWebサイトで公開されているケータイや実際に画面に登場するケータイは少なめ。そのため、ドコモのように特定機種の人気が高いといった傾向はあまりなく、おおむね2008年春モデル以降の機種が数台ずつ使われていたという状況だった。そんな中で、使用者が5人と多かったのが京セラの「W63K」とシャープ製の「URBANO」の2機種だ。

PhotoPhoto もっともよく使われていたのはシャープの「URBANO」と京セラの「W63K」

 W63Kは2008年夏モデルとして登場したベーシックモデル。最近では珍しくなったストレートボディで、カラーリングも落ち着いた深みのある色を採用。各種サービスへの対応や機能は必要最低限に絞られている。一見高い年齢層向けのモデルのようにも見えるが、ドラマの中では20代から40代の男性キャラクターが多く使用していた。

 W63Kを使っていたのはいずれも「チーム・バチスタの栄光」と「相棒」の登場人物で、職業が医者か刑事という共通点があった。「チーム・バチスタの栄光」では大学病院心臓血管外科准教授役の伊原剛志、同じく基礎病理学教室准教授役の宮川大輔、同じく麻酔科医役の城田優、「相棒」では警視庁組織犯罪課長役の山西惇、同じく捜査一課刑事役の大谷亮介が手にしていた。

 このW63Kと並んで台数が多かったURBANOは、2008年8月に発表された“洗練された大人”をターゲットにしたシャープ製の折りたたみ型端末。高級腕時計をイメージさせる知性的なデザインをまとい、“デザインや使い勝手にこだわる大人”のためにこだわったつくりが特徴のモデルだ。そのため「相棒」であふれんばかりの知性を生かして難事件を解決する刑事役の水谷豊や、同ドラマで代議士役を演じる津川雅彦といった、ベテラン俳優が手にしているのを確認できた。特に水谷豊がURBANOを使っているシーンは、毎回のように劇中で登場した。その一方で、「チーム・バチスタの栄光」の伊藤淳史や鈴木裕樹といった若手俳優も使っており、ユーザーは必ずしも高い年齢層には偏っていなかった。

水川あさみは「G'zOne W62CA」

 先に挙げた落ち着いた佇まいの2機種とは対照的な、タフでアクティブなイメージを強く持つモデルが、カシオ計算機製の「G'zOne W62CA」。ご存じのとおり防水・対衝撃性能を備えた「G'zOne」シリーズ最新作だ。前述の2機種と対照的なコンセプトと同様、ドラマの中でも「相棒」で水谷豊の“相棒”を務め、どちらかというと行動派の刑事を演じる寺脇康文がバーンドブラックを使用している。ちなみに寺脇康文は、2006年秋から2007年春にかけて放映されたシーズン5でも「G'zOne W42CA」を使用していた。きっと寺脇康文演じる亀山薫は“G'zOneファン”なのだろう。

Photo 「G'zOne W62CA」

 どちらかというと男っぽいデザインのG'zOne W62CAだが、「夢をかなえるゾウ」の水川あさみがフローズンホワイトを使っていた。このドラマは今クールから新たに設けられた日本テレビ系の枠で、スポンサーはKDDIの1社のみ。当然番組に登場するケータイはすべてauのものとなっている。水川あさみが演じる主人公の星野あすかは、常に新しい恋を探しているOLというキャラクターだけあって、ケータイでコミュニケーションをとるシーンが数多く登場する。水川あさみはカシオ計算機のデジタルカメラ「EXILIM」のCMキャラクターにもなっていることから、カシオ製のG'zOneが採用されたのだろうか。

 「夢をかなえるゾウ」のもう一人の主人公である古田新太演じる神様は、ゾウの姿で関西弁を話し、ケータイまで持つという世俗的なキャラクター。毎回、主人公の水川あさみに対して与える課題やお使いの指示は、シャープの「W62SH」を使って行っていた。余談だが、同ドラマのスタートに先駆けて10月に放映されたスペシャルドラマでは、小栗旬が主人公を演じていたが、彼はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズのCMキャラクターであるためか、劇中では「W62S」を使っていた。

黒木メイサは「Cyber-shotケータイ W61S」、平原綾香は「W61H」

 KDDIがスポンサードする4本のドラマのうち、残り1本が、フジテレビ系木曜22時台の「風のガーデン」。今秋、ガンで亡くなった緒形拳の遺作となった作品としても注目を集めたドラマだ。中井貴一演じる主人公の白鳥貞美は、東京の有名大学病院に勤務するやり手の麻酔科医。病院内では携帯電話が使えないためPHSを使っているが、プライベートのシーンでは「W61SA」が、恋人役の平原綾香や密かにガン治療をする北海道の医者仲間である布施博に連絡を取るシーンで活躍する。また物語の第7話では、それまで使っていたW61SAをauショップに持ち込んで「W62T」に機種変更するシーンもあった。古いW61SAを引き取ってもらおうとすると、個人情報が入っているので持ち帰るように言われ、やむなく持ち帰って富良野の森に穴を掘って埋めていた。

 KDDIがスポンサーするドラマにおいて、今クールは女性がケータイを使うシーンはとても少なかったが、数少ない女優が使っているケータイが、黒木メイサが使う「Cyber-shotケータイ W61S」と平原綾香が使う「W61H」だった。黒木は妻子ある男性と不倫関係にあり、物語前半ではその男性とケータイメールのやり取りで一喜一憂しているシーンが見られた。また、平原綾香は主人公の白鳥貞美の恋人であり、普段の連絡から他愛のない会話まで、白鳥と頻繁にメールのやり取りをしている。ちなみに黒木メイサは東芝製の端末「W62T」「Sportio」「W64T」のCMキャラクターだったが、秋冬モデルではGIRL NEXT DOORに代わっている。

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