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» 2009年07月07日 12時05分 UPDATE

荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:“容赦なき”までに豊富なカメラ機能――「AQUOS SHOT 933SH」 (1/3)

「現時点では最強のカメラ機能かも」――いくらカメラが多機能でも、操作がわずらわしいと結局は“宝の持ち腐れ”状態になってしまう。「AQUOS SHOT 933SH」は、タッチパネルのダイレクト性を生かした“容赦なき”UIによって、その問題の解決に挑んでいる。

[荻窪圭,ITmedia]

 今(2009年7月現在)、ケータイのカメラ機能に一番力を入れているのはシャープではないかと思う今日この頃。その極めつけがソフトバンクの「AQUOS SHOT 933SH」である。たぶん、そうだ。

photophoto 「AQUOS SHOT 933SH」

 カメラユニットはドコモの「SH-06A」とおそらく同等で、撮像素子は10MピクセルのCCD。センサーサイズは公開されていないが、一般的なコンパクトデジカメと同レベルと推測される。レンズは28ミリ相当の広角である。

 SH-06Aと違うのはそのインタフェース。より徹底してるというか、“容赦ない”感じ。ディスプレイをひっくり返すとカメラモードになるのだが、その画面を見てびっくりしたのである。

ワンタッチでほとんどの機能が操作可能なUI

 なぜびっくりしたかというと、カメラモードにしたら、いきなりアイコンが画面を凹型に取り囲んでいたのだ。圧巻である。

 さらに画面左下にある「DISP」をタップすると、表示内容がくるくると入れ替わる。ほとんどの設定をワンタップで変更できるものもあれば、従来と同様に設定内容が画面の上に一列に表示されるもの、被写体をフルスクリーンで表示できるシンプルなものもある。

 すごいので、画面を順番に紹介しよう。

photo 左右と下に並ぶアイコンがすべて現在の設定&設定変更のキーになっており、手ブレ補正、ライト、セルフタイマー、ホワイトバランス、フォーカス設定、シーンモードなど、ほとんどの機能はここから一発で呼び出せる。便利だけど、思いがけず指で触っちゃって誤操作することも。画面中央下にあるカメラのアイコンはシャッター
photo 左下のDISPキーを押して表示形式を入れ替える。これは必要最小限な項目だけにして簡素化したタイプ
photo おなじみ系。上部に現在の設定がアイコンが一列に並び、下には基本機能が。メニューをタップすると細かい設定ができる
photo 究極シンプルなフルスクリーン系。終了とDISPキーだけが残っている

 撮影時には、この4つを使い分けるべし。

 ケータイって多機能になればなるほど各機能へのアクセスが面倒になり、ひどいときにはメニューの2つ3つ下の階層まで行かなければならなくなる。そうなるとだんだんとその機能を使うのが面倒になる。

 ケータイカメラの場合もそうだ。「撮りたいときに素早くセッティングして素早く撮る」のが理想だけど、そんなときに「マクロモードにしなきゃ」「ISO感度をあげなきゃ」「ちょっと暗いから手ブレ補正をオンにしなきゃ」……なんてやるために何回キーを押さねばならないことか。

 かくして、細かい機能の多くは使われないのである。

 この問題の対策は2つある。1つは「フルオートの性能を上げておまかせカメラにする」こと。もう1つは「ワンタッチですぐ目的の機能を呼び出せるようにする」こと。

 で、SH-06Aは前者がメインな感じだった。対する933SHは、SH-06Aと同じようにシーン自動認識やコンティニアスAF、チェイスAF、フェイスフォーカスなどでフルオート系の使い方にも対応しつつ、さらにタッチパネルの利点を生かして画面上にずらっとアイコンを並べちゃったのだ。すごく壮観。

 ボディの側面にシャッターボタンが用意されているけど、画面上のカメラアイコンをタップしても撮れるので、すべてタッチパネルで操作してもOKである。操作画面は上下左右どっちに向けても、ちゃんとカメラの向きを検出してくれるので、好きな方向に好きな持ち方で構えればよい。

photo 縦位置だとこのようになる。これは顔を見つけてピントを合わせている瞬間。ピントが合う前なので画面がぼけてるけど、撮影時には問題ありません

 933SHはコンティニアスAFがデフォルトなので、カメラを向けるとすぐピントが合う。任意の位置にピントを合わせたいときは、指でそこをタップしよう。するとAF枠が表示され、ピントが合う。ちなみに、このAF枠はデザインを変えられる。

photo ピント位置を指定してみた。部屋が暗かったせいか、夜景と認識されている
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