レビュー
» 2013年06月11日 18時50分 UPDATE

防水仕様のリストバンドで運動や睡眠を記録する「Jawbone UP」 (1/2)

手首に巻く歩数計として米国で人気を博した「Jawbone UP」。国内でもこの春から正規販売が始まった。ほかのフィットネス/ヘルスケア関連のアイテムと何が違うのかをレビューした。

[布施繁樹(K-MAX),ITmedia]

 最近ブームの兆しを見せているのが、スマートフォン連携の健康管理、活動記録グッズ。筆者もスマホ標準搭載の歩数計を利用してみたり、スマホ連携ができる体重計を利用しているが、今回紹介するのはスマホと一風変わった接続方法を採用したリストバンド型の活動記録デバイス「Jawbone UP」(以下、UP)である。

 歩数と睡眠時間を計測でき、専用アプリでは食事の記録から摂取カロリーの計算も可能。そんな防水仕様の新世代リストバンドUPの使い勝手を調べてみた。

photophoto 見た目はただのリストバンドな「Jawbone UP」。付属品もシンプルで、本体とキャップ、充電用USBアダプターだけ。ちなみにマニュアルは日本語非対応

何ができるのか?

 UPには高性能なセンサーが搭載されており、その振動や揺れなどを検知して歩数や睡眠を計測してくれる。計測したデータはAndroidまたはiOS向けのアプリと同期でき、このアプリと専用のクラウドサービス組み合わせることで、さまざまなな記録をしてくれる。

photo 充電は同梱のUSBアダプターを利用してUSB経由で充電する

 電源は内蔵のバッテリーで、同梱のUSBアダプターを利用してUSB経由で充電する。フル充電すると約10日持つそうなので、ズボラな筆者でも充電を忘れることは無さそうだ。また10分程度の充電で1日程度の消費電力をまかなえるので、ちょっとした短時間の充電を繰り替えすことでバッテリー切れを起こさずに使い続けられる。

どのような形状?

 UPの外観はひと言で言えばゴムでできたジュエリーの「バングル」である。重さは実測で22グラム。手首にはめると太めの輪ゴムを付けているような感触だが、それほど違和感は感じない。

photophoto 実際に手首に巻いてみる。重くないので、それほど違和感は感じない(写真=左)。重さは実測で約22グラム。手首に装着するとまれに存在を忘れることも(写真=右)

 表面の素材は低刺激性の医療用ゴムなそうだ。手触りは確かにゴムそのものだが、サラサラした感触。リストバンド自体はある程度自由に広げたり狭めたりできるが、思ったよりもしっかり感が高く、反対側に曲がってしまうような不安感は感じない。また、ゴム特有の臭いもせず、無臭だ。

 このUPの先端がスイッチになっており、そこで活動中か睡眠中かを切り替える。また、もう一端がスマホとの接続端子になっており、付属のキャップを外すことで3.5ミリのイヤフォンプラグが登場するという仕組みだ。

非常にシンプルな同期方法

 通常、この手のグッズでデータを同期する方法は、Wi-FiかBluetoothあたりがメインである。事実、筆者宅にある体重計はWi-FiとBluetoothいずれかの方法で同期するものだ。しかしその方法では最初にペアリング設定が必要であるということで、やや手間がかかる。ところがこのUPは、なんとスマホのイヤフォンジャックを使う方法を採用した。ワイヤレスではないがある意味で確実にデータを同期できるというわけだ。

photo 3.5ミリのイヤフォンプラグをスマートフォンのジャックに挿して同期する

 その手順はいたってシンプル。専用アプリをアプリストアからインストールしてから、UPをイヤフォンジャックに挿しこみ、アプリ側で初期設定をする。これだけである。2回目以降はアプリを起動してUPをイヤフォンジャックに挿せば、データを同期してくれる。

 Wi-FiやBluetoothを使ったワイヤレス同期も便利だが、初期設定がめんどうだったり、同期する際にそれぞれの通信機能をオンにする手間がかかる。また、まれにだが相性問題でうまく通信できないこともある。イヤフォンジャックはiPhoneシリーズなら必ずあるし、Androidスマートフォンでもほとんどに搭載されている。さらに操作が簡単なだけでなく、データを同期する操作の分かりやすさとしてもポイントが高い。

アプリで多彩な記録ができる

 UPはAndroidでもiPhoneでも利用できる、アプリの機能自体はiPhone版もAndroid版も同様だ。ただし現在アプリが日本語化されているのはiPhone向けのみである。ただしAndroid向けアプリは一部しか日本語化されておらず、早急に対応して欲しいところだ。

photophoto ユーザー設定で記録する内容は「性別」「身長」「体重」「生年月日」の4種類。メタボ一直線で切ない……(写真=左)。チームを設定すると、ほかのUPユーザーと記録の共有ができる(写真=右)

 アプリで記録できる内容は、歩数と睡眠時間だけでなく、食事の内容やその時々の気分、コメント、運動記録がある。歩数と睡眠記録はUP本体が記録するので、データを同期するだけで一発登録が可能だ。それ以外の食事の内容、気分、コメントといった部分は自分で入力する必要がある。

 こうしたデータを共有して健康管理のモチベーションを保とうというのが、「チーム」という機能だ。SNS感覚でUPを利用しているユーザーが参加し、お互いの活動記録を共有できる。もちろん設定では共有したくない記録を隠す設定もあるので安心して欲しい。運動もそうだが、毎日の健康管理は1人で行うよりも仲間と行った方が俄然やる気が出てくる。これは良く考えられた機能だと関心する。

photophoto チームメイトのコメントにコメントすることもできる。コメント以外にも気分をアイコンで表示させることも(写真=左)。チームメイトが掲載した食事写真を見て腹がへることも……(写真=右)
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