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» 2014年02月24日 20時40分 UPDATE

Mobile World Congress 2014:Intel、“Merrifiled”「Atom Z34XX」と“Moorefield”「Atom Z35XX」を発表

IntelがMWCで新世代アーキテクチャ採用のAtomプロセッサーを発表。また、4G LTE対応モデムチップと4G LTE-Advanced対応モデムチップも同時に発表した。

[長浜和也,ITmedia]

Silvermount世代のAtomが登場する

 Intelは2月24日(現地時間)、開発コード名“Merrifiled”世代の「Atom Z34XX」と“Moorefield”世代の「Atom Z35XX」を発表した。Atom Z34XXシリーズはデュアルコアモデルで、Atom Z35XXシリーズはクアッドコアモデル。“Silvermount”世代で導入する新世代のアーキテクチャを採用し、64ビット長命令にも対応するAtomシリーズのプロセッサーだ。また、LTE対応モデムを統合するモデルもラインアップで用意する。

 統合するグラフィックスコアもPowerVR系列の新世代コアを導入した。“Clover Trail+”世代のAtom Z25と比較したグラフィックス性能は約2倍とIntelは説明している。また、ハードウェアエンコードとデコードをサポートすることで、新しいWeb技術で提供するリアルタイム配信の映像コンテンツも利用可能になる。同様に、Atom搭載デバイスに内蔵したカメラの利用も、1080p 60fpsの動画で再生と録画が可能になり、VP8やVP9といった最新のフォーマットも利用できるようになる。さらに、新しい動画処理エンジンも実装した。

 Atom Z34XXシリーズは、動作クロックが2.13GHz以上、デュアルコアでプロセスルールは22ナノメートル。Intel XMM 7160を統合して下り最大150Mbpsが利用可能だ。統合するグラフィックスコアはPower VR G6400。メモリコントローラはLPDDR 533MHzを最大4Gバイトまで実装可能だ。

 Atom Z35XXシリーズは、動作クロックが2.3GHz以上。クアッドコアタイプでプロセスルールはAtom Z34XXシリーズと同じ22ナノメートルだ。統合するグラフィックスコアはPowerVR G6430。メモリコントローラはLPDDR3 800MHzを最大4Gバイト実装可能だ。統合するモデムチップでは、Intel XMM 7260もサポートして、キャリアアグリゲーションに対応したLTE-Advancedも利用できる予定だ。

 「Intel XMM 7160」は、LTEから3G、2Gに対応したモデムチップで、15バンドの帯域をサポートする。LTEではカテゴリー4に対応しているので、下り最大150Mbpsの転送速度を利用できる。また、LTEで音声データを扱うVoLTEにも対応する。インテルは、XMM 7160を統合したPCI Expressモジュールも準備していて、2014年からPCメーカーへの供給も始めている。

 「Intel XMM 7260」は、LT-Advancedにも対応するモデムチップで、2014年春に正式発表して第2四半期には出荷を開始する予定だ。カテゴリー6に準拠していて、下り最大300Mbpsの転送速度を利用できる。また、40MHz帯幅のキャリアアグリゲーションにも対応する。

 Intel XMM 7260は、シングルチップ構成で20バンドの帯域をサポートできる。LTE-TDD、LTE-FDDをはじめ、TD-SCDMA/TD-HSPA/EDGEなどもカバーできるため、世界の広い範囲で運用中のワイヤレスWAN環境で利用可能だとIntelは訴求している。

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