Mate S最大の特徴であるForce Touchテクノロジーは、ディスプレイパネルに圧力感知センサーを内蔵し、指先の圧力を検知する新しいタッチ機能だ。これにより、画面を押す強さに応じてさまざまな操作や機能を実現している。
例えば、ギャラリーアプリで写真を表示し、拡大したい部分に指先を置いて画面を押すと、押した力に応じてその部分が拡大表示される。画像一覧のサムネイル表示中でも、拡大したい写真があればそのサムネイルを強く押せばよい。さらに圧力センサーを利用した応用アプリとして、スマートフォンとしては初めてという「デジタルスケール」(電子はかり)も搭載。なんとMate Sの画面上に置いた物の重量を計測できる。
Force Touchテクノロジーはスマートフォン向けとしては新しい技術であることから、Huaweiはその応用例を消費者を含む幅広い層から募集するとのこと。その名も「Force Touch Lab」を開設し、広くアイデアを募るという。
その他のタッチ関連の新しい機能としては、指の関節で画面をタップしてスクリーンショットなどが撮れる「knuckle Sense(ナックルセンス)」機能がバージョンアップ。画像を自分の好きな形状に切り抜いて保存することが可能になった。また別のアプリを利用中でも、関節で画面上にアルファベットを描くことで指定のアプリを起動するジェスチャー操作にも対応。例えば「c」の字を描くとカメラ、「m」は音楽再生などを設定できる。さらに背面の指紋センサーも、画面の上下左右スクロール操作などタッチパネル的な使い方ができるようになった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.