大手3キャリアが販売するiPhone 6s/6s Plus、iPhone SEは、購入から180日以上が経過すれば、SIMロックを解除できます。iPhoneは3社とも共通仕様のモデルを発売しているため、幅広い周波数帯に対応しています。そのため、国内で販売されているスマートフォンのなかでは、最もSIMロックを解除する価値が高いモデルといえるでしょう。なお、ワイモバイルやUQ mobileはiPhone 5sを販売していますが、こちらはSIMロックがかけられており、SIMロックを解除することはできません。
解除の手続きは各社のショップでも受け付けていますが、3000円の手数料がかかります。公式サイトからの申し込みであれば、解除料はかからず無料で解除できるので、何か理由がないかぎりは、サイトからの申し込みをおすすめします。各社の公式サイトからサポートページ(ドコモは「My docomo」、auは「auお客さまサポート」、ソフトバンクは「My SoftBank」)にログインし、契約変更・確認などの項目から、SIMロック解除の手続きに進むことができます。
iPhoneのSIMロックを解除することで、その恩恵を最も受けられるのはau版とソフトバンク版でしょう。ドコモ版はSIMロックを解除しなくても、ほとんどの格安SIMをそのまま利用できますが、この2社のiPhoneはロックを解除すれば、自社のSIMに加えて、MVNO各社が提供するSIMも利用できるようになります。これこそがiPhoneならではの利点といえるでしょう。au版、ソフトバンク版のユーザーで、将来的に格安SIMでの運用を検討している場合は、SIMロック解除を検討してみましょう。
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