子供だけでスマホは契約できるの? 注意点を元ベテラン店員が解説元ベテラン店員が教える「そこんとこ」(1/2 ページ)

» 2017年02月03日 06時00分 公開
[迎悟ITmedia]

ライター:迎悟

キャリアショップも家電量販店も併売店も経験した元ケータイショップ店員。携帯電話が好き過ぎた結果、10年近く売り続けていましたが、今はライター業とWeb製作をやっています。


 携帯電話各社の学割受付が始まり、受験や進級、進学といった春の新生活の気配を感じる季節がやってきました。

 この一大イベントを期に「子供に携帯を持たせる」「子供の携帯を買い換える」というご家庭も多いはず。

 そこで気になるのが、「子供だけで携帯を契約できるの?」という疑問。親心としては心配も多く一緒にお店へ行きたいのですが、さまざまな事情によりその時間を取れず子供だけで契約に行かせるケースもあります。そのため、子供=未成年者だけで携帯電話の契約は可能なのかを今回は解説していきます。

未成年者だけでも契約する方法

 NTTドコモ、KDDI(au)、SoftBank、Y!mobileについては、以前から未成年者だけでの契約を受け付けており、必要な書類などがそろっていれば手続きを行う事ができます。

未成年者の申し込みに必要な書類の一例

 大人が契約する際と同様に、未成年者(契約者)の本人確認ができる書類としてパスポートや保険証、毎月の支払いに設定する銀行口座の通帳と印鑑やキャッシュカードに加え、親権者が記入した同意書、そして親権者の本人確認書類を用意すれば未成年者だけでの契約が可能です。

 ただし、携帯電話の契約を行う店舗の所在地や店舗の決まりによっては、親権者への電話確認を必須としている場合も多いため、未成年者だけで契約に行った後、確認の電話がかかってきたとしても電話がとれるよう親御さんも準備しておくといいでしょう。

フィルタリングについて、事前に相談してしっかり決めておく

フィルタリングサービスも複数存在している(au 安心アクセスサービス

 お子様の契約に際し、筆者のケータイショップ店員の経験談として多かったのが「フィルタリングの加入をどうするか」です。

 同伴してお店にご来店頂いた場合は、事細かにフィルタリングサービスの違いを説明し、ご納得頂き、加入するか否かを決めて頂くのですが、お子様だけの来店となるとその相談もままなりません。

 もしお子様だけで契約を行う場合、あらかじめフィルタリングをどうするか、約束をしっかり決めてから申し込みに行かせるようにするのがオススメです。

フィルタリングサービスの不要申出書の書式が別に用意されている場合も

 なお、フィルタリングサービスが不要となった場合、契約する携帯電話会社や自治体のルールによって「フィルタリングサービスの不要申出書」など、本人確認書類や親権者同意書以外の書類を用意しなければならない事があります。こちらも事前に確認を行っておくといいでしょう。

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