「ご理解する」「くるりんした」 ソシャゲにあふれる謎の言葉たち

» 2017年03月12日 06時00分 公開
[茂野琴ITmedia]

 サイゲームスのスマートフォンアプリ・ブラウザゲーム「グランブルーファンタジー」(グラブル)が3周年を迎え、抽選で1人に現金1000万円か商品カタログ14種の内から1000万円分の商品1つが当たるキャンペーンを実施したことが話題になりました。

 また、本来有料のガチャを10回連続で回せる「無料10連ガチャ」が7日連続で利用できる(課金なら3000円、条件により変動)といった大盤振る舞いもあり、これを機にグラブルを始めた人も少なくないのではないでしょうか。

グラブル 「グランブルーファンタジー」(公式サイトより)

 筆者のまわりでも、「すでにグラブルをヘビーに遊んでいる人に教えてもらいながら始めてみた」という人たちがいます。しかし、そうした人の中には「ゲーム特有のスラング」が多くてなかなか苦戦している人もいるようです。

「ご理解する」「くるりん」って何?

 どんなゲームでも、いわゆる「専門用語」は存在しますが、最近グラブルを始めた知人たちもその洗礼を受けていました。例えば、「ご理解させられる」という言葉。日常生活では使わない表現ですが、グラブルでは「ガチャを300連回し、アイテム『蒼光の御印』300個とガチャで排出される特定の装備品を交換すること」とされています。

ガチャ グラブルの「10連ガチャ」。Sレア以上の装備が1個確定する

 これだけ見てもなんのことだか分かりませんが、運営がゲームやサービスに不具合があった際に使う「ご理解ください」というフレーズにかけているようで、スラングによってはユーザーたちも元の意味を知らずに使っているものがいくつかあります。

 また、「ゲームを進めていて、いきなり『くるりんした?』と言われ、何のことだか分からなかった」と語る人もいます。くるりんとは、アイテムの箱がドロップするときに回転する演出のこと。金の箱が回転するとSSRアイテムだと確定するので、くるりんするかどうかを見るのが1つの楽しみなのだそうです。

 このように、友人と話したり攻略サイトを見たりする中で、日々新しい言葉に出会うのです。

ゲームのスラングはどこから?

 グラブルに限らず、特定のタイトルやジャンル別に見ても、ゲームにはさまざまなスラングがあります。格闘ゲームでは当然のように使われる「めくり」(相手の背中を狙い、防御する方向を分かりにくくするテクニック)という言葉も、格ゲーをしない人には分からないでしょう。

 オンラインゲームの英語スラングまで視野を広げれば、世界中に多くの単語や略語があります。普段何気なく使っている言葉は一体どんな背景で生まれたのか――そんな視点からゲームを見直してみると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。

戦闘画面 戦闘シーン

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