コラム
» 2018年07月13日 15時40分 公開

5分で知るモバイルデータ通信活用術:「ローミングサービス」「貼るSIM」「クラウドSIMスマホ」でより便利になる海外データ通信 (1/3)

以前は「高い」と言われていた海外でのデータ通信サービスも、だいぶ価格がこなれてきました。今回のモバイルデータ通信活用術では、ドコモの「パケットパック海外オプション」のキャンペーンや、H.I.S.モバイルの「変なSIM」、uCloudlinkの「クラウドSIMスマホ」をチェックしていきます。

[島田純,ITmedia]

 NTTドコモが「パケットパック海外オプション」のキャンペーンを7月20日に始めます。国・地域は限定されますが、さらにおトクに海外ローミングを利用できるようになる見通しです。

 また、普段使っているSIMカードの上に貼り付けて使う海外渡航者向けプリペイドSIMカードもいよいよ登場します。

 さらに、以前に何度か紹介した「クラウドSIM」を内蔵したスマートフォンが、日本でも近々登場しそうです。

 今回の「5分で知るモバイルデータ通信活用術」では、これら3つの話題を取りあげます。

(この記事に掲載する価格は、特記のない限り非課税

“短時間”と“複数日”がおトクになるドコモのキャンペーン

 ドコモは3月15日から、「パケットパック海外オプション」の提供を開始しました。24時間あたり980円(非課税)を支払うことで、国内のパケットパック(データ定額)の通信容量の範囲内で高速通信できるというものです(要・事前申し込み)。

パケットパック海外オプション 「パケットパック海外オプション」の開始画面

 そのパケットパック海外オプションにおいて、7月20日から9月30日まで“国・地域限定”でパックプランが提供されます。

キャンペーンサイト ドコモの「パケットパック海外オプション キャンペーン料金プラン」特設ページ

 キャンペーンの対象となる国・地域は以下の通りです。

  • 中国(本土、香港、マカオ)
  • 韓国
  • 米国(本土、アラスカ、ハワイ、グアム、サイパン、プエルトリコ、米領バージン諸島)
  • タイ
  • インドネシア
  • イギリス

 日本人に人気の渡航先をある程度カバーしており、設定期間と合わせて鑑みると、夏休み期間中に海外旅行へ行く日本人をターゲットとしたキャンペーンといえそうです。

 パックプランの設定と料金は以下の通りとなっています(料金は全て非課税)。

  • 1時間プラン:300円
  • 3日間プラン:2480円(1日当たり約827円)
  • 5日間プラン:3980円(1日当たり796円)
  • 7日間プラン:5280円(1日当たり約754円)

 複数日プランだけではなく、“1時間”という極めて時間の限られたプランもあることが大きな特徴です。

 ドコモのWebサイトを見る限り、1時間プランは「道に迷って地図を検索する」あるいは「別行動中に友達に連絡する」といった使い方を想定しているようです。

 しかし、少し旅慣れている人なら「渡航先でプリペイドSIMカードを購入するまでの通信手段」「(Wi-Fi完備の)ホテルに到着するまでの通信手段」「空港での乗継ぎ待ちをする際の通信手段」といった使い方もオススメです。

 通常のプランでは、24時間980円という料金設定ゆえに「ほんの少しの間だけ海外でローミング通信を使いたい……」という場合に少し割高に感じることもありました。キャンペーンで登場した1時間プランは、物価にもよりますが「コーヒー1杯分ぐらい」の料金で使えるので、使いでによっては非常に便利です。

 ただ、筆者の個人的な意見ではありますが、「3時間500円」のパッケージもほしかったです。「空港に到着後、現地のプリペイドSIMを購入してホテルへ移動する」という使い方ができるので……。

ドコモの想定する1日プランの使い方 ドコモの想定する1日プランの使い方

 その他のプランについても、通常プランを毎日連続して使うよりも割安な価格設定。海外旅行客向けのレンタルルーターサービスと比べると、「引き取りや返却の手間・時間が省ける」「(目的値に到着する前の)移動日の料金を抑えられる」「持ち歩くデバイスを減らせる」といったメリットもあります。

 現状ではあくまでも“キャンペーン”ですが、過去を鑑みると好評なら継続する可能性もあります。動向には要注目です。

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