NTTドコモの吉澤和弘社長は、10月31日に開催した決算説明会で、2020年代半ばに3Gサービスを終了させる見通しであることを明かした。
ドコモは中期経営計画の一つに「5Gによる成長」を掲げており、5Gへリソースを集中させる構え。2019〜2023年度にかけて、累計で1兆円を5Gのインフラ構築等へ投資していく。同社は2020年春に5Gの商用サービスを開始する予定だが、ラグビーワールドカップ開催に合わせて、5Gのプレサービスを2019年9月に開始する予定。このプレサービスに向けて、2018年に100億円の追加投資を行う。
ドコモが無償で5Gの技術検証環境を提供する「オープンパートナープログラム」の参画パートナー数は、2021年度に5000社まで増やすことを目標にする。こうしたパートナーとの協業により、5Gで新たなビジネスを創出していく。吉澤氏はその一例として、新たなスポーツ観戦、都市映像のAI解析による異常検知、診断映像をリアルタイムで共有する遠隔医療などを紹介した。
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