米Googleは1月12日(現地時間)、「Google Places」のiPhoneアプリをリリースしたと発表した。まずは英語版のみだが、今後対応言語を拡大していく計画という。Android版のGoogle PlacesはGoogle Mapsのバージョン4.4に1機能として追加されたが、iPhone版は独立したアプリとしての公開だ。
Google Placesは、ユーザーの位置情報に基づいてショップやレストラン情報を提供するサービス。ショップやレストランのオーナーが登録したビジネス情報に基づいて、Google検索やGoogle Mapsの検索結果にショップ情報を表示する。ショップ情報には営業時間や電話番号などの基本データや店内の画像などのほか、ユーザーが米Yelpや米Tripadvisorなどのレビューサイトに書き込んだレビューやレーティングも含まれる。
Googleは昨年11月、デスクトップのWebブラウザやAndroid端末からショップのレーティングを入力できるサービス「Hotpot」を立ち上げており、iPhone版のGoogle Placesにもこの機能が搭載されている。Android版とiPhone版のHotpotでは、「Rate Now(今評価する)」ボタンをタップすると、端末の位置情報に基づいて自動的に現在地にあるショップのレーティングページが表示される。ユーザーがHotpotで入力した評価はGoogle Placesに追加されるだけでなく、入力したユーザーへのお勧め情報にも反映される。
Googleはユーザーにレーティングを推奨し、データを蓄積することで、位置情報サービスで先行するYelpなどに対抗する考えとみられる。
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