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» 2004年09月09日 17時39分 UPDATE

90ナノプロセスの第2世代Efficeonを搭載した2スピンドル“MURAMASA”──シャープ Mebius PC-MP70G (1/2)

薄型軽量ノートPCのブランドとして、その斬新なネーミングのインパクトともに広く認知された「MURAMASA」。ビジネス志向が強かったこのシリーズにAVを重視した「モバイルエンターテイメント」的新シリーズが登場。その上位モデルを早速紹介しよう。

[石井英男,ITmedia]

 シャープの「Mebius PC-MP70G」(以下 MP70G)は、10.4インチ液晶ディスプレイとDVDマルチドライブを搭載した2スピンドルモバイルノートPC。CPUとして搭載している90ナノプロセスルールで製造された第2世代Efficeonに注目したい。第2世代Efficeonは、プロセスルールがシュリンクされたことで、動作クロックが向上しているほかにも、Windows XP SP2でサポートされるNXビットにも対応していることが特徴だ。

 製品ラインナップには、HDD容量や本体内蔵の光学ドライブが異なる下位モデルのPC-MP50Gも用意されている。今回は上位モデルのMP70Gを評価した。

スタイリッシュなホワイトボディ

 MP70Gは、シャープノートPCラインアップのまったく新しいシリーズで、デザインを重視したミニノートPC「PC-CV50F」に比べて、オーソドックスにまとめられた筐体のデザインは、すっきりとして好感が持てる。

 カラーリングはホワイトを基調とした明るいもので、若い女性にも受け入れられそうだ。ボディサイズは幅255×奥行き208×高さ28.8〜30.8ミリで重量は約1.26kgと、2スピンドルの携帯重視型ノートPCの中でもトップクラスの携帯性を誇る。フットプリントは、日本ビクターの2スピンドルノートPC「InterLink XV」のほうが小さいが、重量はMP70Gのほうが0.21kgほど軽い。

kn_dsc_1456.jpg 第2世代Efficeonを搭載する「PC-MP70G」。オーソドックスにまとめられたボディデザインは従来のMURAMASAとは一線を画する

 キーピッチは約17ミリだが、「む」などの右側の一部で間隔が狭くなっている。ただし、配列は標準的であり、キートップも正方形なので、このサイズのノートPCとしては入力しやすいほうと感じた。また、ポインティングデバイスとして、パッド型デバイスが採用されている。パッドのサイズはやや小さめだが、操作性は良好。キーボード右上には「MOBILEスイッチ」が用意されており、ワンタッチでバッテリー持続を優先した設定に変更することが可能だ。

kn_dsc_1485.jpg キーボードのキーピッチは約17ミリ。「む」などの右側の一部配列では狭くなっている。パッド型のポインティングデバイスを採用。クリックボタンの大きさや位置や適切で使いやすい

"第2世代"で動作クロックが1.6GHzに向上し「データ実行防止」にも対応

 MP70Gで注目したいのが、他社に先駆けて搭載された90ナノプロセスで製造される第2世代Efficeon「TM8800」だ。初代Efficeon「TM8600」は、TSMCの0.13マイクロプロセスで製造されていたのに対し、TM8800は、あきる野市にある富士通の生産ラインで製造されている。

 L2キャッシュサイズなどの基本的な仕様は変わっていないが、プロセスルールがシュリンクされたことで、同じTDPの枠内でより高クロックで動作する製品が実現できるようになった。

 TM8600を採用していたシャープの「PC-MM2-5NE」では、動作クロックが1GHzであったが、MP70Gでは、動作クロックが1.6GHzに向上した。そのため、大幅なパフォーマンス向上が期待される。

 また、TM8800では、新たに「NXビット」と呼ばれる機能が搭載されている。NXビットとは特定アドレスのメモリの実行を禁止する機能で、バッファオーバーランによる不正なコードの実行を防ぐことができる。大流行したSasserなどのワームやウイルスはバッファオーバーランによる脆弱性を利用して感染することが多いため、NXビットによってワームなどの被害が減ることが期待されている。

 NXビットは、先日リリースが開始されたWindows XP Service Pack 2(SP2)を導入すると「データ実行防止」機能としてサポートされる。現在、NXビットに対応したCPUとしては、AMDの「Athlon 64」や「Opteron」があるが、インテルが現在流通させている「Pentium 4」「Pentium M」では、NXビットはサポートされていない。

 現時点において、NXビット対応のTM8800を搭載していることは、Pentium Mマシンなどに対する大きなアドバンテージとなるだろう。もちろん、MP70Gでは、Windows XP Home SP2がプリインストールされているので、SP2を自分でインストールする必要はない。

 なお、省電力機能のLongRunについては、従来と同じで、LongRun2は搭載されていないとのことだ。

kn_mebius.jpg Windows XP SP2の「データ実行防止」機能に対応。ワームやウイルスの被害を減らすのに役立つ

高輝度タイプの液晶を採用

 MP70Gでは、液晶パネルとして最大解像度1024×768ドットの10.4インチ高輝度ピュアクリーン液晶パネルが採用されている。光沢のある、いわゆる“ツルツル液晶”で、コントラストの高い鮮やかな表示が、DVD-Videoなどの再生でユーザーに好まれている。輝度は8段階に調整可能なほか、「MOBILEスイッチ」でも、輝度を下げることができる。

kn_dsc_1450.jpg 最大解像度1024×768ドット表示の10.4インチ高輝度ピュアクリーン液晶パネルを搭載。“ツルツル液晶”で気になる映り込みも比較的小さい

60Gバイトの大容量HDDとDVDマルチドライブを搭載

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