レビュー
» 2005年03月15日 08時00分 UPDATE

iPodを使うなら「Mac mini」より「EDiCube」──エプソンダイレクト EDiCube MR1350 (1/2)

最近話題のMac mini。だが「iPodの周辺機器」以上に本体であれこれやろうとすると、オプションの追加は必須。というわけで、コストパフォーマンスに優れ、かつiTunesがバンドルされた「EDiCube MR1350」の出番なのだ。

[池紀彦,ITmedia]

WindowsマシンにiPodつないでいいじゃない

 「こいつは春から縁起がいい」とiPodの販売が好調なアップルコンピューターが新年早々発表した「Mac mini」は最低価格5万9800円が魅力(もちろんほかにもいろいろセールスポイントはあるだろうが、PCユーザーとしてはやっぱりこれが最も衝撃的だった)の製品。

 アップルの狙いはPCユーザーにも広く普及したiPodと連携するための母艦として、Windowsで動くPCではなくMacを手軽に使いませんか?である、というのはもちろん筆者の推測に過ぎないのだが、そんな思惑とは関係なく、コンパクトボディのMac miniは見た目も魅力的だし、それ以上に価格は衝撃的だ。

 だがWindowsユーザーからの乗り換え需要を意識している(だろうと推測される)わりに、キーボードやマウス、ディスプレイを省略して低価格化を実現している点に、筆者は疑問を感じることをあえて告白しよう。ディスプレイとマウスはともかくとして、キーボードはそもそもレイアウトが異なるため、DOS/V用のキーボードをおいそれと流用するわけにもいかない。

 最もインパクトがある最小構成価格についても、メモリ容量256Mバイト、HDD容量40Gバイト、そして、光学ドライブはDVD-ROMとCD-RWのコンボドライブ。いくら安いと言っても2005年登場のPCとしてはちょぃっと力不足なスペックだ。

 結局、実用レベルのスペックにするために、オプションを追加していくと、結局のところ以下の表の構成にたどり着いてしまうだろう。ここまでそろえてしまうと価格はほぼ10万円。Mac miniで最も衝撃的だった格安感はどこかに行ってしまう。

筆者が最小限必要と思うMac miniの構成と価格
CPUPowerPC G4/1.4GHz
メモリPC2700/512Mバイト×1
HDD80Gバイト
光学ドライブSuperDrive
キーボード/マウス追加
ディスプレイなし
価格9万7440円

 さて、ここで登場するのが先日エプソンダイレクトから登場した省スペースPC「EDiCube MR1350」だ。この2月にリニューアルした人気の省スペースPCシリーズには、iTunesがバンドルされ、オプションとして「iPod」「iPod mini」が用意されるなど、完全に「iPod」との連携を意識した仕様となっている。

kn_ediczen.jpg エプソンダイレクト定番の省スペースPC「EDiCube MR1350」

 EDiCubeシリーズといえば、デスクトップでもやノートでも、そのコストパフォーマンスの高さが「違いの分かる」ユーザーに支持されているが、例えば、先ほど「筆者の考えるMac miniの構成」と価格をそろえたEDiCube MR1350の構成は以下のようになる(ちなみにiPod 20Gバイト同梱モデルの場合、価格は3万1500円増)。

EDiCube MR1350構成
CPUCeleron D 335J (動作クロック2.8GHz)
メモリPC3200/256Mバイト×2
HDD160Gバイト
光学ドライブDVD±RWドライブ(片面2層対応)
キーボード/マウス付属(リモコンも付属)
ディスプレイなし
キャプチャー機能シングルTVチューナ搭載
価格9万7650円

EDiCube MRのコストパフォーマンスで賢く使う

 「気が付いたときには安くなかった」Mac miniと比べて、EDiCube MR1350はほぼ同価格でありながらその構成はMac miniよりワンランク上になっているのが分かる。HDDは倍の容量だし光学ドライブも片面2層に対応する。そして、キャプチャーカードを組み込むことでテレビ番組の録画にも対応する。同価格帯のAV向けPCと比較してもEDiCube MR1350のコストパフォーマンスは注目に値する。

 もちろん、CPUの種類が異なるので「EDiCube MR1350はCPUクロックが倍だから2倍の性能」とは言えない。ただ、動画やMP3のエンコード作業では、単純なCPUクロックの値が影響してくる場合もある。

 更に高性能にしたければ、より高クロックでハイパースレッディングをサポートするPentium 4が選択できるなど、組み込むパーツの選択幅が広いこともMac miniと大きく異なる点。そして、チップセットにはIntel 915Gを採用し、ある程度の3Dゲームが実用的なフレームレートで動作することもホームユースのPCとしては見逃せない。

 いうまでもなく、EDiCube MRの筐体はいわゆるスリムタワー型で、奥行きがあるものの幅は抑えられているので、(Mac miniにはかなわないものの)設置場所に困ることはないだろう。USB 2.0をはじめ、IEEE 1394やオーディオ入出力などの各種端子類を正面に用意しているので、(Mac miniで改善の声が多い)iPodをはじめとする各種機器との接続も簡単に行える。

kn_edicmae.jpg カバーパネルを開けるとUSBやらIEEE 1394やらカードスロットやらが使えるようになる。デザインてきには賛否が分かれるが、背面にインタフェースを集めてしまったMac miniより使いやすいのも事実

iPodとiTunesでAV用途PCの「総合戦力」が向上

       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.