で、肝心のiPodとの「連携プレイ」である。連携のキモは「iTunes」であるわけだが、その使い勝手はMac miniであろうとWindowsであろうと変わらない。iPodを接続するだけであっさりと認識する。
EDiCube MRからiPodへ曲を転送する作業は、CDからEDiCube MRのHDDに曲を転送するところから始める。メディアをドライブに入れると、CDに収録されている曲一覧がiTunesに並ぶ。曲名はインターネット上のデータベースから取得できるので、ユーザーが何もせずとも曲名がファイルに設定されるので楽。
HDDへの転送は、右上のインポートボタンを押すだけのシンプルさ。速度も平均7倍速ほどと、CDからMDへのダビングなどと比較してもかなり高速な印象だ。
そして、いまやAV用途PCでは必須となったテレビ関連機能であるが、EDiCube MR(だけでなくエプソンダイレクトのキャプチャー機能PC全般にいえるのだが)のテレビキャプチャー機能も高く評価したいポイントだ。
テレビ関連機能の要は視聴/録画ソフトの「FINESTATION」であるが、これの使い勝手がすこぶるよろしい。エプソンダイレクトの自社開発アプリケーションなのだが、リモコン操作のみで簡単に使えるその使い心地は、他社のキャプチャーカードに付いてくるソフトと比較してもトップクラスの使いやすさだ。
予約録画もiEPGをアプリケーション内で展開、リモコン操作だけで番組を選択して設定できるのは大変便利で快適である。じつに不勉強で申し訳ないのだが、今回はじめて使ってみた筆者は、まさに「ここに隠れた天才がいたっ」と心の中で叫んでしまった。
ある程度、使う目的を決めてPCを購入したときでも、使っていくうちに「あぁっ、やっぱりあの機能は必要だった!」と欲しい機能に気が付いてしまうことが多々ある。そういう点から見ても購入後に手動でアクセスしてパーツを増設したりメモリやCPUの交換が容易に行える筐体は先々長く使えることになる。
Mac miniは確かにすばらしい。ただ、先々の拡張を考えた場合、EDiCube MR1350なら仮に最小構成で購入したとしても、CPUやメモリだけでなく、PCI Express x16対応カードなど、増設を行う余地がかなり残っている点に注目しておきたい。
EDiCube MR1350は、PCとiPodをこれから購入して、テレビや音楽などのAV機能を満喫したいユーザーなら、迷わずお勧めできるモデルだ。
PCMark04 | |
PCMark | 3102 |
CPU | 3670 |
Memory | 3704 |
Graphics | 941 |
HDD | 4324 |
3DMark03 | (1024x768 - no Tri) |
3DMarkScore | 1149 |
GT1 | 37.3 |
GT2 | 8.7 |
GT3 | 7.8 |
GT4 | 4.8 |
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